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[考察]PlayStation のモバイルゲーム事業は、今後何をもたらすのか

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

layStation はついに正しい方法で、
超巨大市場に浸透する準備が整いました

モバイルスター


Sammy Barker 2023.11.29 Wed 8:30



Image: Push Square

 

 あなたはモバイルゲームをプレイするのが好きではないかもしれませんが、膨大な数の人たちがそれを好みます。推定によると、約30億人がスマートフォンで何らかのインタラクティブな体験を楽しんでおり、この数字は地球人口のほぼ半分に相当します。これは驚くべき統計であり、Sony がなぜ市場に参入したいのかを理解するのは難しくありません。

 

 日本の巨人は、Sony Music のアニプレックス傘下で発売され大成功を収めたターン制 RPG であるガチャ『Fate/Grand Order』で、すでに収益性の高い分野に足を踏み入れています。しかし、主要な PS5 および PS4 ブランドを Google Play と App Store に導入するという、同社のほとんど忘れ去られている取り組みも見てきました。それは、説得力をもって率先されたわけではありません。

 

 『Run Sackboy Run』や最近の『Ultimate Sackboy』のようなゲームは楽しかったかもしれませんが、より人気のあるエンドレス・ランナが溢れている市場では目立ちませんでした。外部委託された無益なスピンオフである『WipEout Rush』でさえ、プラットフォーム保有者から調整されたマーケティングの推進を受けることはありませんでした。それ以来、モバイル用ストアから姿を消しました。

 

Image: Push Square

 

 これまでのところ、この事業方針は失敗に終わっていますが、Sony は今回は真剣なようです。もっとも、新設されたモバイルゲーム部門には波乱がありました。同社がヘッドハンティングした Apple Arcade 幹部の Nicola Sebastiani 氏が、1タイトルも展開することなくトップの座を去りました。
 このことを踏まえても、今回は正しい方向に進んでいる兆しがあります。

 

 最も重要なのは、責任を担う専門家を配置していることです。
 Savage Game Studios は買収したドイツにあるモバイルゲームのスタジオで、スマートフォン向けのソフトウェアを作成することに特化した開発会社です。最近 Neon Kou とブランド名を変更しましています。社内の他の部門からリソースを奪うことはありません。

 

 また、最近発表された NCSOFT との提携は、同社がいかに真剣に物事に取り組んでいるかを示しています。ソウルに拠点を置くこの巨人は、複数の MMO の開発の歴史を持ち、Guerrilla が世に送り出した畏敬の念を抱かせる Horizon シリーズを壮大なオンライン体験に変換するという強い噂があります。おそらくスマートフォン、PC、コンソールで利用できるようになるでしょう。

 

 

 そしておそらく、この最後の文は、Sony のスマートフォンゲームへの現在の取り組みを最も意味のあるものにするちょっとしたヒントです。
 モバイルデバイスと据え置き型ゲーム機の間の間隙は縮まったということです。現在地球上で最も大きなゲームの一角、例えば、『原神』や『崩壊: スターレイル』は複数のデバイスにまたがっており、完全なクロスプレイを備えているため、ほぼどこでもプレイできます。
 もう Nokia に Snake(古典的ミニゲーム) を搭載している時代ではありません。

 

 PlayStation は、もちろん、これらのゲーム体験がもたらす途方もない収益に注目していますが、自社ブランドの魅力をさらに広げる方法も模索しているでしょう。このゲーム機メーカの現在の戦略は、発売予定一覧を多様化し、最大のフランチャイズを誰でもアクセスできるようにすることです。これには、PC での発売や、The Last of Us のようなシリーズを人気のテレビ番組へと変換することも含まれます。

 

 現実には、世界中には PlayStation を所有していない人がたくさんいます。しかし、それらのブランドをエコシステムの外に持ち出すことで、それでも利益を得て、全体的な魅力を高めることができます。これにより、シリーズに有利な将来が確保されるだけでなく、将来的には非所有者に PS5 や PS6 の購入を説得する可能性さえああります。それはビジネス全体を強化します。

 

 

 そして、ここで重要な要素は、上で示唆したように、現状から何も損なわないということです。たとえば、NCSOFT は Horizon を MMO に変換する可能性がありますが、それでも Guerrilla がシリーズの次の大きなシングルプレイヤ大作に取り組むことを止めるわけではありません。実際、どちらかといえば、ここでの投資レベルがフランチャイズの今後の将来を実質的に固める可能性があります。

 

 多くの人は、Sony が進路をブレさせることなくシングルプレイヤゲームに集中すべきだと感じていますが、これは組織が成長するための非常に明白な機会を見落としています。同社のモバイル戦略が成功すれば、それは大きな仮定ですが、さまざまなプラットフォームにまたがるタイトルでまったく新しいユーザを獲得できることになり、すでに高く評価されている大ヒットゲームの人気がさらに高まることになるでしょう 。


 

 同社のモバイル分野への進出は実りあると思いますか、それとも日本企業にとってこれは時間の無駄だと思いますか? スマートフォン向けゲームの発売は PlayStation にとってどのような利益をもたらすと思いますか?また、この戦略にはマイナス面があると考えていますか?
 以下のコメントセクションにご意見をお寄せください。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

管理人からひとこと

さて、今後数年でこの事業はいかに成長するでしょうか。


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