[ビジネス]2022年の世界のコンソール市場 前年比で 7.8% 減
GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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コンソール市場は、2022年に562億ドルに急落
分析会社は、コンソール用サブスクリプション・サービスの利用者は減少
一方で、支出は 5.6% 増加したとの指摘
effrey Rousseau(Staff Writer) Feb. 28, 2023
Ampere Analysis による新しいレポートでは、コンソールゲーム、ハードウェア、およびサービスへの支出が2022年に減少し、合計で $562億 になると推定されています。
数字
- 世界のコンソール支出: $562億(前年比 7.8% 減)
- コンソールゲームの収益: $326億(前年比 9.3% 減)
- ゲームサービスの支出: $78億(5.6% 増)
- Sony: コンソール ゲーム、ハードウェア、およびサービスに費やされたすべての金額の市場シェアの 45%
ハイライト
データおよび分析会社は、ゲーム市場の衰退は、PlayStation 5 および Xbox Series X|S コンソールのサプライチェーン不足に起因すると考えています。
Ampere Analysis のレポートによると、PlayStation 5 の普及台数は3,000万台に達しました。一方、Xbox Series X|S ユニットの生涯販売台数は1,850万台に達しました(集計時点)。
比較すると、Nintendo Switch (発売から3年以上前経過) は昨年、1億1,950万の普及台数で終了しました。
同社のレポートで、リサーチディレクタの Piers Harding-Rolls 氏は、説明しています。
「2022 年には非常に売れ行きの良いゲームがいくつかありましたが、プレミアムゲームの販売機会に影響を与えた主要なゲームの遅れもありました」
「パンデミック後の消費者の注目の変化と(インフレによる)生活費の圧迫が組み合わさり、主流のユーザが支出を減らしたため、ゲーム内支出は2021年の最高値から軟化しました」
Ampere の評価では、Sony はコンソール市場で最大の 45% のシェアを持っていました。任天堂は 27.7%、Microsoft は 27.3% でした。
この報告書は、Sony がコンソール市場を支配しているのは、「比較的高価な」 PlayStation 5 ハードウェアの販売にあると考えています。
コンソールのサブスクリプション・サービスに加入しているユーザの数は減少しましたが、Microsoft、Sony、および Nintendo の多層戦略のおかげで、サブスクリプション・サービスへの支出は増加したと同社は述べています。
さらに、レポートによると、コンソールゲームの販売数は2021年と比較して 7% 減少し、ゲーム内の収益化とダウンロード可能なコンテンツへの支出はほぼ 15% 減少です。Ampere は、これを「パンデミック後の消費者行動とマクロ経済的背景がより正常になった」ことに起因すると考えています。
今後について、Ampere Analysis は、PlayStation 5 と Xbox Series X|S コンソールの間の販売格差が2023年の最初の6ヵ月で拡大すると述べています。それは、新しい任天堂システムが2024年末近くに発売される準備ができていると予測しています。
補足 1,850万台
Microsoft は、公式には販売台数を公表していません。
概ね、世界経済は2019年以前の状態への回復傾向を示しています。
一方で、引き続き原材料の流通不足とそれに関するインフレがあります。
また今年以降も、大きな自然災害を想定せざるを得ない状況です。
ソースのコメント欄では、MS による Activision の買収が言及されていました。
つまり、シェア争いのために必要と。