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[トッピック]デジタル現実としての娯楽、吉田直樹氏はそれを重んじます(週刊文春より)

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

Final Fantasy 14 / 16 のプロデューサは、
「メタバース」にあまり興味がないようです

非現実でこその娯楽


Robert Ramsey 2022.5.9 Mon 17:00



 

 スクウェア・エニックスは最近、欧米のスタジオと IP のほとんどを Embracer Group に売却していて、多くの人々が眉をひそめました。これにより、同社は「ブロックチェーン、AI、クラウド」に投資できるようになります。スクウェア・エニックスのゲームファンが聞きたがっているようなものとは限りませんね。
 パブリッシャが以前に「Metaverse」のようなものに興味を示していたことはではありません。結局のところ、トレンドを追いかけることは、すでに疑わしい決定を下しているパブリッシャにとって、転がりやすい坂道になることがよくあります。

 

 ありがたいことに、吉田直樹氏はもう少し消極的なようです。スクウェア・エニックスのプロデューサ(ニックネームは吉田直樹といいます)が Metaverse についての考えを共有しており、今のところ大ファンではないと言っても過言ではありません。

 

 Metaverse のコンセプトは、実際には『Final Fantasy XIV』のようなゲームと比較されています。同タイトルは、吉田氏と彼のチームが過去10年ほどで大成功を収めた MMORPG です。Metaverse 自体は一般的には、私たち自身を反映した一種のオンライン世界として喧伝されていますが、吉田氏があまり魅力を感じていないのはそのためです。

 

 吉田氏は、日本の週刊誌「週刊文春」によるインタビュー(リンク先の記事の4ページ目)で、「私にとって、メタバースは 『現実を仮想世界に置き換えるシステム』だと思っています」と語っています(Siliconera 訳)。
「ですから、メタバースにはエンタテインメントとの共通点はないと思います」

 

「私が考えているメタバースでは、人々はバーチャルリアリティでアバターを使用したり、新宿を散歩したり、実際の生活と同じように買い物をしたりできるようになります。楽しいかもしれませんが、娯楽ではありません」
 『私たちの現実世界のシステムの何がそんなに面白いのですか?』というのが私の気持ちです」

 

 間違いなく、来たる『Final Fantasy XVI』を含む吉田氏の手掛けるプロジェクトのファンにとって心強いあり方です。この特定のプロデューサにとって現実逃避が最も重要であるように思われます。

P


ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 語っています

 日本語の記事から該当箇所を直接引用しておきます。

 率直に申しますと、どうとも思ってないです。すみません。僕にとってメタバースというのは、遊びではなく、”現実をデジタル世界に置き換えたシステムそのもの”というイメージです。そのため、メタバースにエンタメ性はあまり関係がないと思っているのです。結果、FF14と距離が近いものという認識もないため、意見がないのです。僕の考えているメタバースでは、デジタル現実の中でアバターを使い、現実世界と同じように新宿を散歩したり買い物ができたりするもの。そこに楽しさはあっても、エンタメ性はありません。現実世界のシステム自体は、そんなに面白いものでしたっけ? という感覚なのです。


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管理人からひとこと

そりゃそうだw
もっとも、SNS のカジュアル層をより強くサービスに引き込み、
収益化しようとするには、Metaverse は都合のいい技術です。


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