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[PS Plus]新サービスへの移行に関して、Jim Ryan CEO へのインタビュー

 

GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

PS Plus に直接含められた場合、
私たちのゲームは頓挫する可能性があります

プラットフォーム所有者の CEO が、
ゲームサブスクリプションサービスの可能性について話し合います


Christopher Dring(Head of Games B2B) Tuesday 29th March 2022


 

 新しいプラットフォームやサービスが発表されるときはいつでも、そこにあるものではなく、欠けているものに焦点が当てられることは避けられません。

 

 ソニーの新しい PS Plus サブスクリプションサービスは、オンラインマルチプレイヤアクセス、数百の PS4 / PS5 ゲーム、ストリーミング、レトロタイトル、ゲームトライアルを誇っています。
 ただし、主要な競合他社とは異なり、小売店で発売されると同時にサービスで発売される新しいファーストパーティゲームは含まれていません。

 

「私たちは各スタジオとの好循環にあるように感じています」
 PlayStation の CEO である Jim Ryan 氏は、次のように説明しています。
「それらのスタジオでは、投資が成功をもたらし、さらに多くの投資を可能にします。そして、それがさらに多くの成功をもたらします。私たちはそのサイクルが好きで、ゲーマも同様であると思います」

 

 彼は続けます。
「このサービス、または当社のサービスのいずれか私たち自身のゲームを '含めることに関して’ は、. . . ご存知のように、これは私たちが過去に行った道ではありません。そして、この新しいサービスに降りてゆくものでもありません。
 PlayStation Studios で作成するゲームでそれを行うと、好循環が崩れると感じています。私たちのスタジオに投資する必要のあるレベルは不可能であり、私たちが作るゲームの品質へのドミノ効果はゲーマが望んでいるものではないと思います」

 

Image: PlayStaton CEO Jim Ryan

 

 これに関する Ryan 氏の見解は、ソニーに限ったことではありません。ほとんどの AAA パブリッシャは、最新のゲームをサブスクリプションサービスに入れることに消極的です。
 対極の議論は、最新のタイトルを PS Plus または Xbox Game Pass に入れることで、視聴者を拡大できる可能性があるということです。一晩で、新しい製品には数千万人のプレイヤがいる可能性があります。ゲームに他の形式の現金化が含まれている場合、収益の可能性は非常に大きくなります。

 

 また、ゲームにマイクロトランザクションが実装されない場合でも、Xbox は、サブスクリプション(ストリーミングと組み合わせて)が新しいコンソールプレイヤを見つけるための鍵であると考えています。

 

 Ryan 氏の視点は実用的なものであり、これに関する PlayStation の現在の立場は完全に変更される可能性があります。

 

「現在、世界は非常に急速に変化しています。永遠に続くものはありません」
 と彼は私たちに語ります。
「4年前でも、AAA PlayStation IP が PC で公開されると誰が言ったでしょうか?昨年はHorizon Zero Dawn から始まりました。そして、Days Gone、今では God of War があります。
 ’私たちは’、大きな重要な成功と大きな商業的成功を収めました。そして、誰もがその出来事に平和をもたらし、それを完全に安心しています。私は4年間を振り返ると、誰もそれが実現するのを見なかったと思います」

 

「だから、この段階では非難されるものではありません。今日話しているのは、短期的に取っているアプローチだけです。私たちのパブリッシングモデルが現在機能している方法では、何も起こりません。
 しかし、私たち全員が知っているように、この業界では物事が非常に急速に変化する可能性があります」

 

 PlayStation が新しいPS Plus サブスクリプションオプションで行っていないこと以外に、PlayStation が行っていることについて話す価値があります。

 

 基本的なレベルでは、PlayStation Plus と PlayStation Now のサブスクリプションサービスを統合し、合計で5,000万人の会員を獲得しています。PS Now の加入者の 75% も PS Plus に加入しているため、2つのサービスを統合することは理にかなっています。そして、それらの 75% 人々の場合、全体的なコストが下がることに気付くでしょう。

 

 価格設定を一般的に見ると、PS Plus には3つの層があります。
 PS Plus Essentials は、今日の PS Plus と同じで、価格は同じ(月額$ 10)です。PS Plus Extra は、PS4 および PS5 ゲームのライブラリーに追加されます(月額$ 15)。
 一方、PS Plus Premium には、これらすべてに加えてゲームトライアル、ストリーミングと PS1 / PS2 / PS3 / PSP ゲームのコレクションがあります(月額$ 18)。

 

 Xbox の製品と比較すると、PS Plus Premium 層は月額高額の費用がかかります。ただし、ソニーが競争力を持っているのは年間価格です。

 

「少なくとも私たちのサービスでは、大多数の人が12ヵ月の定期一括契約でサブスクリプションを利用しているのは事実です」
 と Ryan 氏は説明します。
「そのように購読しているのは3分の2以上です。これは、私たちが非常に熱心に検討してきた価値の位置付けの領域です。私たちが提供しているのは、12ヵ月の購読者にとって、それが大多数の人々であるということです。
  PlayStation Plus Extra の月額サブスクリプション料金は $ 8.33、PlayStation Plus Premiumの場合は $ 9.99になります。人々が得ようとしているものにとって、これは素晴らしい価値の位置付けだと思います。そして、スタジオのゲームを発売時にサービスに投入した場合、それは単純に不可能でした」

 

 ソニーは、最新の製品を投入していないかもしれませんが、PS Plus Extra と Premium には、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』や『Returnal』などの人気のある PS5 タイトルがまだいくつかあります。しかし、自社のゲーム以外では、ソニーは「すべての主要なパブリッシャ」がサービスに参加しており、会話(交渉)は引き続き順調に進んでいると述べています。

 

「それがインディであろうと、大規模ゲームであろうと、私たちの財産を祝うものであろうと . . . あらゆる種類のゲームです」
 と Ryan 氏は言います。
「私たちはそれをすべて手にしているつもりです。そしてうまくいけば、あらゆる種類の製品たちをチェックするラインナップです」

 

『Mervel’s Spider-Man Miles Morales』が PS Plus Extra / Premium に登場

 

 Premium オプションは、より専門的な層です。そして、その大きな魅力の1つは、レトロゲームのコレクションです。

 

「明らかに、それはすべての人のためではありません。それが Premium 層にある理由です」
 と Ryan 氏は言います。
「しかし、私のような人々は永遠に存在します。20数年前にそれらのゲームをプレイし、それらのゲームを愛した人々が。
 あるいは、両親がこれらのゲームについて絶賛し、自分で試してみたいと思っている人々もいます。ラインナップを世界と共有することで、多くの関心が集まると思います」

 

 ストリーミングも Plemium 階層内にあります。繰り返しになりますが、レトロのように、それはすべての人のためではありませんが、Ryan 氏は、それがやがてソニーのビジネスのより意味のある部分になると期待しています。

 

 ソニーは、これまでのところ PS5 で良い仕事をしていると感じています。
 製造上の課題はさておき、コンソール、特にコントローラは好評を博しています。『Horizon Forbidden West』や『Gran Turismo 7』の最近の発売など、一部の遅延はあるものの、その独占的なゲームは好調でした。間違いなく欠けている要素の1つはサービスにあり、この新しい PS Plus 製品が対処するように設計されています。

 

 それでも、すぐに新しい顧客を引き付けないとしても、PS Now が選択肢になかった国を含め、4800万人の PS Plus 加入者がアップグレードを説得する既存の視聴者として存在します。

 

「それは、私たちが持っている提示を締めくくるということです」
 と Ryan 氏は説明します。
「プラットフォームでは、プラットフォームを本当に魅力的なものにするのは1つだけではありません。それは多くのことの組み合わせです。そして、非常に強力なサービス提案を持つことは間違いなく役立ちます」

 

「明らかに、既存の支持層内で、現在 PlayStation Plus の加入者ではない PlayStation の所有者を引き付ける機会があります。
 追加の機会は、4,800万人の PlayStation Plus の加入者であり、Extra または Premium へと上位価格帯サービスに移行する機会があります。彼らが既存の PlayStation Plus 会員であるという事実によって、タスクはかなり簡単になります。そのため、私たちは多くのレベルで彼らと非常に緊密な関係を築いています」

 

 ビデオゲームのサブスクリプションビジネスモデルは成長を続けています。
 Xbox は、1月に Game Pass の加入者が2500万人を超えると発表し、その数は増え続けています。これらすべての究極の可能性はそれほど明確ではありません . . . それは音楽やテレビのようにゲームの支配的なモデルになる可能性がありますか?
 Ryan 氏は、納得していません。

 

「サブスクリプションは、過去数年の間に確かに重要性を増してきました」
 と彼は結論付けています。
「当社の PlayStation Plus 加入者数は、2010年のゼロから現在は4,800万人に増加しています。また、当社のサービスでは、加入者数がさらに増加すると予想しています」

 

「しかし、ゲームの媒体は、音楽やリニアエンタテインメントとは大きく異なるため、Spotify や Netflix で見られるレベルに達するとは思えません」

 

「最近非常に成功しているライブサービス 'ゲーム’ のいくつかは、このコメントをコンソールに限定するのではなく、それ自体が実質的にサブスクリプションサービスです。また、ゲーマのニーズに合わせて調整されています。毎月毎月、何時間も何時間も費やすゲームを愛するゲーマーのニーズに非常に合わせています。
 ライブサービスゲームのその現象 . . . 過去10年間、これは、私たちが見たゲーム業界の巨大な成長を大部分促進しました。ライブサービスへの傾向は続くと思います。長期にわたる継続的な需要と供給をサポートするエンターテインメントのカテゴリのモデルを探す場合、ライブサービスゲームは間違いなくサブスクリプションサービスよりもその請求に適合します」

 

「しかし、それはすべて選択です。PlayStation Plus を契約して喜んでいる人は明らかに何百万人もいます。私たちはプラットフォームでそのオプションを提供しており、私たちが行った変更によって大幅に改善されたオプションを提供していると思います。
 同様に、人々が Fornite、Call of Duty、FIFA をプレイし、そのように継続的に関与したいのであれば、それも問題ありません。誰も何もする義務はありません」

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

管理人からひとこと

今後のビジネスモデル、どう変化するのかしないのか、興味深いところです。
5年後、10年後はどうでしょう。


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