[The Sinking City]販売・開発、両社の対立 Frogwares の声明に対する Nacon の対応
GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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Nacon が Frogwares を非難
機能が不足している Steam 版の The Sinking City に関して
ラブクラフティアンミステリィゲームのパブリッシャは、不満を表明
開発会社がユーザに現在のSteam バージョンを購入しないようにアドバイスしたことに続きます
Eric Van Allen Monday 1st March 2021
先週、Sinking City の開発会社である Frogwares は、販売中のバージョンが自社によって作成されたものではないと主張して、Steam でゲームを購入しないように潜在的購入者へアドバイスしました。
本日、パブリッシャであるの Nacon がそれに応答する形で声明を出しました。
Steam における『The Sinking City』のニュースフィードに投稿された声明の中で、Nacon は、Frogwares が「契約条件を自分たちの唯一の利益のために改訂しすることを望んでいる」と主張して、『The Sinking City』(の開発・販売)に投資した金額を繰り返しました。
「ゲーム開発のための資金調達を求めて Nacon を頼ったのは Frogwares であり、これまでに Nacon から Frogwares に€ 1,000万以上が支払われました」
とパブリッシャは述べています。
「私たちのマーケティングおよびプロモーションチームに依存したのは Frogwares であり、数千時間の作業と数百万ユーロ相当の投資を表しています」
Nacon によると、現在の Steam 版はベースゲームにすぎません。Frogwares との「協力の欠如」により、プラットフォームで利用することはできるものの、クラウド保存や実績などの特定の Steam 固有の機能がなく、追加コンテンツが欠如しています。
これらの問題にもかかわらず、Nacon はゲームを Steam で販売しました。
「タイトルを公開しているすべてのスタジオの場合と同様に、Frogwares との関係が協力的で敬意を持って維持されることを心から望んでいました」
と Nacon 側は述べています。
GamesIndustry.biz は金曜日に Frogwares に連絡を取り、元のツイート以外のコメントを求めましたが、現時点では返答がありません。
Frogwares と Nacon は、『The Sinking City』の発売をめぐる法的な論争を引きおこし、前者は後者とのライセンス契約違反を根拠にゲームの販売を差し止めました(ストアから撤去)。
パリ控訴院の判決を受けて後、『The Sinking City』は再び販売されるようになりました。
先月、『The Sinking City』の PlayStation 5 用の発売についての発表がありました。その声明の中で、Frogwares は、PS5 版と PS4 版の発売元が異なり、「現在進行中の法的および技術的状況」のため、2つは異なるゲーム ID を持ち、プラットフォーム用に関してはアップグレードの資格がないことを確認しました。
更新: この記事の公開直後です。
Frogwares は、Nacon が別のストアフロントからダウンロードしたゲームのコピーをクラックし、 Steam に違法にアップロードしたと非難する独自の声明を発表しました。
過去記事参照
[The Sinking City]開発会社は、Steam 版を「購入しないように」と促します
過去記事参照
[The Shinking City]PS5 版が発売
ホラーはゲームの中だけにしておけとあれほど^^;