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[Sony]香港のゲーム開発・販売会社の買収を検討(Bloomberg より)

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

ソニー、Warframe、Brink 開発会社への入札を検討
香港を拠点とする持ち株会社の買収を通じて


Sammy Barker Tue 2020.7.2 11:15




 

 Bloomberg によれば、ソニーは、香港を拠点とする Leyou Technologies への入札を検討しています。この企業は、『Warframe』の開発会社の Digital Extremes を所有する企業です。
 このグループは、『Brink』の制作会社である Splash Damage をその子会社のとして挙げており、支援的スタジオである Certain Affinity にもかなりの利害関係があります(20%の株式を所有)。
 マルチプレイヤゲームを重視するこれらの開発チームを引き入れることを検討することは、確かに PlayStation のリリース計画のギャップを埋めるでしょう。

 

 もちろん、日本の巨人だけが入札に参加している企業ではありません。
 中国の会社である iDreamSky(Tencent も投資している企業の1つです) は、Leyou としばらくの間話し合っており、$ 12億3000万の入札を CVC Capital Partners と共同提案の一環として行っています。
 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、これらの議論は行き詰まったようですが、会社は引き続き(購入に)意欲的です。

 

「ソニーは、資金調達の確実性を高めて、他の入札者を排除できることを望んでいる」
 と Bloombeg 筋は説明しました。
「Leyou(支配的株主は Charles ですが)の Yuk 氏は買い手を選び、今月すぐに契約に署名することを目指している、と人々は言っています。交渉はまだ進行中であり、最終的な決定は行われていません。まだ、他の入札者が名乗りを上げる可能性もあります」

 

 入札戦争で勝利した場合、ソニーがこれにどのように取り組むかを見るのは興味深いでしょう。おそらく『Warframe』のようなタイトルはマルチフォーマットのままであり、Sony Interactive Entertainment から独立して制作作業をすることもできます。
 ただし、プラットフォームの所有者は、しばらくの間オンラインの基本無料ゲームの場に興味を示しており、この潜在的な買収により、そこへの特定のドアが確実に解錠されます。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 Leyou Technologies

 旧、Sumpo Food Holdings。創業者は、Alex Xu 氏。

 2014年、カナダの開発会社 Digital Extremes を買収(株式の過半数)。
 2015年、「Leyou Technologies Holdings Limited」に社名変更。この時点では、農業・家禽(鶏肉の卸売)とゲームという 2つのコアビジネスを持っていました。

 2016年には、英国のゲーム開発会社 Splash Damage を買収。ただし、Radius Maxima(Leyou の子会社 )を通じてでした。
 同年8月、鶏肉事業を売却し、ゲーム事業に注力すると発表。
 その後も、ゲーム開発会社への買収・投資を続けています。

 なお、日本において特に印象的だったニュースは、2015年8月に SNK の株式81.25%を$ 6350万で取得しました。その後はよく知られていますが、2019年、Athlon Games(Leyou の子会社)により『SAMURAI SPIRITS』(Samurai Shodown)が発売されました。

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補足 Warframe(ウォーフレーム)

 基本無料の TPS。
 2013年3月、Windows 用にリリース。その後他のコンソールへも順次移植されました。
 PlayStatio 4 では、2013年11月にプレイ可能に。また、PlayStation 5 への移植も予定さています。
 2019年には登録プレイヤの数は約5,000万人に達しました。Digital Extremes においては最も成功したタイトルです。

 

Warframe | We All Lift Together(2018/07/10)

 

 初期のトレーラも紹介しておきます。

Warframe Trailer (E3 2013)(2013/06/06)


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補足 Brink

 2011年5月10日発売の FPS(最大16人参加可能)。
 2017年8月22日、PC 版は基本無料でプレイできるようになっています。ちなみに、ゲームタイトルを直訳すると「瀬戸際」。

 

 初期のトレーラですが紹介しておきます。

Brink 2010 Official E3 Game Trailer [HD](2010/09/02)


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補足 新型コロナウイルス(COVID-19)

 Google による、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の分布地図と感染者数等のデータはこちらで確認できます。

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管理人からひとこと

記事にあるように、まさに「入札戦争」です。 
それにしても、Leyou Technologies の経歴は興味深いです。


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