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[トピック](海外)有料のランダムガチャを内包することを明示

 

PushSquare の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

有料のランダムガチャを明示するビデオゲームのパッケージ版
ご参考までに


Sammy Barker Tue 2020.4.14 12:00




 

 「有料のランダムアイテム」を含むゲームと表示されます。
 つまり、ガチャ、カードパック、およびその他のランダム要素を含むプログラムを実装し、ゲーム内でそれらの購入を促すよう設計されたゲームの場合、それを包括的なフレーズとして、以上のようにマークされます。
 欧州の評価委員会 PEGI には、マイクロトランザクションを特徴とするタイトルに付されるシンボルが既に含まれていますが、更に、ランダムなチャンスが添付されたアイテムが含まれるかどうかを指定するようになりました。
 たとえば、カードを収集する Ultimate Team モードがある『FIFA 20』などのスポーツゲームには、追加のテキストが含まれます。

 

 アメリカのレイティング組織 ESRB はまた、ゲームパッケージにさらなる情報を追加し、再び「ランダムアイテム」に焦点を合わせます。以下の両方の地域で新しいラベルがどのように表示されるかを確認できます。

 

 

 これは、政府の介入を含む、世界中で「反ガチャ」の動きに続いています。
 オランダでは、Dutch Gaming Authority がガチャをギャンブルの一種と見なすことができると判断し、2018年の販売を禁止しました。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 ガチャ

 日本ではこの言葉がおなじみです。
 英語では、loot box(直訳: 戦利品箱)。
 プレイヤがゲーム内のアイテム・装備品等を手に入れる過程で、それがランダムに付与される抽選システム(プログラム)を指します。
 リアルにおいては、「くじ引き」がわかりやすい例です。
 もちろん、抽選に参加するためになんらか対価(ポイントに相当するもの)を支払うことが要求されます。基本的にその対価はゲームプレイによって蓄積されますが、直接現金を支払うことでも得られます。

 

以下は、詳細な説明となるのでスキップしていただいて問題ありません。

 さて、問題視されるのは、「ランダムな要素」ではなく、複数のアイテム(基本的にはプレイヤがゲーム内で大きな恩恵を受けるもの)に対し非常な(非情な)低確率を設定し、かつ、それをゲーム内課金で「解決可能」にしていることです。
 また、オンラインゲーム(モバイルではソシャゲという言葉で知られますが)の場合、他のプレイヤを意識するプレイヤのための、何らかの特別な外装(いわゆるドレスアップアイテム)をガチャとする場合もあります。この場合は、ゲームプレイの優位性ではなく、自己顕示欲を満たすためです。

 解決可能とはいえ、それを得ることに対して「どの程度の対価が必要か」、つまり一定額の課金に対するアイテム入手の「期待値」は提示されないことがほとんどです。
 また、モバイルにおいて非常によく用いられますが(サービスとして提供される)無料ガチャと有料ガチャが同等の確率かどうかは不明です(同じと考えるのが常識的ですが)。
 もっとも、そのような状況をプレイヤ自身が全く気にしていないと言った側面はあるかもしれません。

 そのため、国によってはギャンブルの一種と見なされるに至っています。もっとも、賭博を目的とする何らかのゲームは数学(確率)的に明らかです。許可された賭場で行われる場合は。
 サービスの提供側から期待値が明示されない理由は明白で、「非常なる低確率を設定し、それを公開した場合、(非現実的な期待値に対して)多くのプレイヤが無課金または、少額課金となってしまう」ためと十分に考えられます。
 もっとも、表向きは「ゲームを安易にしすぎず、お客様をより長く楽しませるため」となっています。

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補足 PEGI(Pan European Game Information)

 汎欧州ゲーム情報。
 EU 圏内を中心にヨーロッパの29か国を対象にしたコンピュータゲームのレイティング審査を実施する機関です。設立は、2003年。
 消費者が推奨年齢とコンテンツ記述子(アイコン)を使用してビデオゲームやアプリを購入する際にその内容を十分な情報に基づいて決定が行えるように確立されました。アイコンはゲームパッケージに明示されます。

 また、ゲームの推奨年齢の評価は5段階に分けられています。

  • 3(全年齢対象)
  • 7
  • 12
  • 16
  • 18

 なお、ゲーム内表現に対する主な評価基準は暴力・性・アルコール(薬物)・言葉遣い(暴言)です。

 ゲームを起動した際の、「ペギィ エイティーン」という音声ナビは特によく知られています。

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管理人からひとこと

補足が長くなってしまい申し訳ありません。
日本の場合、モバイル系のゲームは、事実上野放しですね。
ちょっと記事の話題とは関係ありませんが、
今後、プロスポーツ系のゲームが発売されないかも知れない危機的状況です。
開発会社ではなく、リアル開催とその公式データの関係で。


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