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[Farming Simulator]無料 DLC EUの支援を受けるその取り組みとは

 

GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

『Farming Simulator』は、
EU 支援による無料の DLC でリアリズムと環境への配慮を高めます

Giants Software は、ヨーロッパの2つの大学と協力して
精密農業の認知度を高めています


スポンサー記事 Tuesday 8th December 2020


 

 『Farming Simulator』の開発会社である Giants Software は本日、EU(欧州連合)の支援を受けて無料の DLC を公開しました。

 

 ヨーロッパを代表する食品革新のイニシアチブである EIT Food の資金提供を受けて、DLC には、より環境に優しい農業のための新しいゲームプレイ要素が含まれています。また、現代農業の認識を広めるために設計された「Precision Farming Project」(精密農業プロジェクト)の一部でもあります。

 

 農業機械メーカの Jhon Deere によって開始された Precision Farming Project は、欧州連合、ドイツのホーエンハイム大学、および英国のレディング大学の協力を得て、2年以上にわたって実施される予定です。

 

 現代の精密農業技術は、持続可能な農業への意識を高めるための EIT の複数の取り組みの1つとして『Farming Simulator』に導入されており、小規模農場でのみ高品質の有機作物を生産することが可能であるという仮定に対処しています。

 

「Giants Software とそのパートナとの素晴らしい、非常に効果的な協力に感銘を受けました」
 と、Jhon Deere の技術革新戦略マネージャである Thomas Engel 博士は述べています。

 

 

「DLC の最初のバージョンは、すでに私が予想していた以上のものを提供しています。土壌サンプリングや可変肥料などの機能は、精密農業の世界への素晴らしい紹介を提供します。私たちはゲームコミュニティと共に、現代の農業に関する知識を大幅に強化できると確信しています」

 

 Giants Software の副社長である Thomas Frey 氏は、次のように述べています。
「最初期段階からプロジェクトに参加しているので、プレイヤの反応を見たいと思っています。
 John Deere と一緒に、素晴らしいスタートを切ることができました。今後さらに優れた統合と機能が追加されることを本当に楽しみにしています」

 

 リアリズムと正確さに対する Giants の傾向を継続し、新しい DLC により、プレイヤは4つの異なる土壌タイプを識別し、個々の要件に対応して収量を最適化できます。

 

 これには、種子、肥料、燃料、メンテナンス費用などのリソースを節約するために、プレイヤが土壌の pH と窒素レベルに対応することが含まれます。次に、より環境に優しい操作を実行しながら、コストを節約します。

 

 DLC には、実際の土壌サンプリング機械(John Deere 製)である Gator や完全に自動化された Isaria Scout なども含まれています。

 

 ただし、精密農業には土壌だけではありません。この新しい DLC は、『Farming Simulator』向けのより多くの無料コンテンツを開発するための最初のステップになります。

 

Introduction to Precision Farming (Free DLC out now!)(2020/12/08)

 

 正確な方針はまだ決定されていませんが、プロジェクトは、現代社会と農業の関係を構築するゲームプレイ機能をさらに開発し続けます。これは、ホーエンハイム大学、レディング大学、およびプレイヤのフィードバックと協力して実施されます。

 

「農業の課題の解決に貢献しながら、提携企業の Jhon Deere の専門知識で『Faming Simulator』のリアリズムの側面を高めることに興奮しています」
 と Giants の CEO である Christian Ammmann 氏は述べています。
「新しいゲームプレイ機能が、現代の農業技術の認識を広めながら、ファンを喜ばせることを願っています」

 

 「Precision Farming DLC」​は、現在 PC、PlayStation 4、XboxOne で利用できます。詳細については、farming-simulator.com にアクセスしてください。

I


ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

補足 カタカナ表記


原文カタカナ表記
Thomas Engel トマス・エンゲル

Thomas Frey トマス・フライ

Christian Ammmann クリスチャン・アマン


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補足 pH(ペーハー、ピーエイチ)

 水素イオン指数。酸性・アルカリ性の度合いを示す単位。ドイツ語由来です。
 栽培する作物にもよりますが、一般的には農業には弱酸性から中性(pH 5.5 – pH 7.0 程度の)の土壌が適しています。ちなみに、ジャガイモの場合 pH の値が低い方(酸性)が、特定の病気にかかりにくいようです。
 以下の動画でも紹介されていますが、pH 改良のために石灰を耕地に撒くのは最も基本的な対策です。ただし、肥効のみを求めると生育障害がもたらされる場合があります。

 リアルの話ですが、国内で購入できる農業・ガーデニング用の測定器は様々なものがあり、価格もピンからキリまでです。携帯タイプの方が多いようです。参考までに。

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管理人からひとこと

すごい。ただ、ただ驚きます。
冗談抜きで、どこかでリアル農業と融合しないだろうかと。
教育用として利用される可能性はないかしら。
あまり関係ありませんが、著名なワイン農園もそのような栽培をしているようですね。
つまり、品質重視・少量生産という。
動画の最後は、in the end, money . . . と締められますw


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