[Ghost of Tsushima]黒澤モード
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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Ghost of Tsushima の白黒モードは、
黒澤明監督作品の著作管理団体の公式の祝福を得ています
黒澤モード
Stephen Tailby Wed 2020.7.8 15:15
Sucker Punch の AAA 『Ghost of Tsushima』は、日本のサムライ映画へのラブレターです。
モンゴル帝国が、表題にもなっている島へ侵攻したという史実に基づくこのゲーム。スタジオは、古典的なサムライ映画、特に黒澤明監督の映画に強く影響を受けていることを明らかにしました。実際、チームはこれらの古い作品を非常に敬愛しており、ゲームの映像を白黒にしたり、フィルムの粒子やその他の効果を加えたりするモードが組み込まれています。
文字通り「黒澤モード」と名付けられたこのアイデアは、有名な監督の娯楽映画のように冒険全体をプレイできるというものです。ただし、この名前をモードに冠するするために、Sucker Punch は映画製作者の著作管理団体からの許可を得る必要がありました。
「私たちには人々を封建時代の日本に連れてゆく素晴らしいゲームがあります。
黒澤明(監督)の映画は私たちが(ゲーム制作の上で)参考とした作品の1つであり、特に開発の早い段階で、どうやってそのような感じを再現するかを考えていました」
とアートディレクタの Jason Connell 氏は Entertainment Weekly に語っています。
「私たちが大好きなもの、その実現に近づくにつれて、『私たちが実装したこの特別なモード、この白黒の懐古的な設定を何と呼ぶべきだろうか?』と考えました。
(命名するための)たくさんの言葉はあったのですが、それらをすべて投げ捨てて、『黒澤モードと呼べたら最高だなぁ』と思っていました」
開発チームは(黒澤作品の)著作管理団体にゲームの様子の動画を送り、祝福を受けました。
Sucker Punch が監督の作風をうまく再現できたのはかなり印象的で、彼の名前をゲームに正しく反映させることができます。
黒と白のフィルタとフィルム粒子に加えて、黒澤モード(Kurosawa Mode)は風の効果を高め、音質を調整します。
『Ghost of Tsushima』は、7月17日にリリースで、あと1週間余りです。
黒澤モードを有効にしてプレイしますか?以下のコメント欄でお知らせください。
補足 カタカナ表記
原文 | カタカナ表記 | |
---|---|---|
Jason Connell | ジョンソン・コーネル |
補足 黒澤明監督の映画
黒澤監督による作品は名作多数ですが、一般的にはやはり『七人の侍』が代表作として知られています。ディレクタも含め制作スタッフは何度もご覧になったのではないかと考えられます。
ちょっと長いのですが、公式の予告編をどうぞ。
これを見ずして。
Seven Samurai (1954) Original Japanese Theatrical Trailer(2013/10/01)
こちらは『椿三十郎』。約60年前の作品です。
迫真の斬り合いも驚異的ですが、その後のセリフも素晴らしいのです。もっとも、映画全編をご覧になる方が良いのですが。
Sanjuro, Akira Kurosawa, 1962 – Standoff with Bloody Spurt Scene(2017/12/01)
補足 白黒
ゲームとは直接関係ありませんが、黒澤明監督により白黒で撮影された最後の作品が1965年の『赤ひげ』です。いわゆる「侍映画」ではありません。
とある商品の CM でその映像の一部が編集(デジタル処理)されて、数年前から放映されています。原作は山本周五郎著『赤ひげ診療譚』です。
過去記事参照
[Ghost of Tsushima]SAMURAI CINEMA モード実装
補足 著作管理団体
基本的には、東宝株式会社です。ただ、一部の作品には角川映画が関連しています。
他のモード名などあるものか!
素晴らしいプロジェクトが実現しました━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━!!
ただ探索中は特に、自然美も堪能したいです。悩ましい^^;