[Marathon]アートディレクションにおける盗用を謝罪
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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ゲームの根幹にかかわる要素
体裁の悪さ
Sammy Barker 2025.5.16 Fri 5:00
Sony にとって、ライブサービスゲーム『Fairgames』の開発現場に混乱が起こり、PC 版『Stellar Blade』がなんと129ヵ国で販売停止となるなど、ここ24時間は良い状況とは言えません。
しかし今、子会社の Bungie は盗作疑惑への対応を迫られています。
一夜にして、アーティスト兼イラストレータの 4nt1r34l が X (または Twitter ) にアクセスし、2017年に彼女がデザインしたポスタが9月発売予定の脱出シューティングゲーム『Marathon』でどのように盗用されているかを披露しました。
訳者注
以下の投稿内容は記事に一致するので、翻訳は割愛いたします。
bungie is of course not obligated to hire me when making a game that draws overwhelmingly from the same design language i have refined for the last decade, but clearly my work was good enough to pillage for ideas and plaster all over their game without pay or attribution. pic.twitter.com/G3FbPtbPJD
— N² (@4nt1r34l) May 15, 2025
「Marathon のアルファ版は最近公開されましたが、その環境は私が2017年に制作したポスタデザインから取り上げた著作で覆われています」
と、彼女は書いています。
「私が過去10年間磨き上げてきたのと同じデザイン文脈を圧倒的に参考にしたゲームを作る場合、Bungie が私を雇う義務があるのは当然です。あるいは、私の作品がアイデアを略奪し、報酬や出典表記なしに彼らのゲーム全体に採用するのに十分なほど優れていることは明らかです。
私にはこれを法的に追求する余裕も余力もありませんが、大手企業がデザイナに金を払って私の作品を模倣したり盗んだりする方が、私にメールを書くよりも簡単だと判断した回数は数え切れません」
名誉のために言っておくと、開発会社はほぼ即座に反応し、告発を認めて事態を正すと約束しました。
以下は、BlueSkyに掲載された同社の声明全文です。
We immediately investigated a concern regarding unauthorized use of artist decals in Marathon and confirmed that a former Bungie artist included these in a texture sheet that was ultimately used in-game.
— Marathon Team (@marathonteam.bungie.net) May 16, 2025 at 12:21 PM
「Marathon におけるアーティストの転写の無許可使用に関する懸念について直ちに調査を行いました。それにより、弊社の元アーティストがテクスチャシートにこれらを含め、最終的にゲーム内で使用されたことを確認しました」
「この問題は既存のアートチームでは認識されておらず、現在もこの見落としがどのように発生したかを調査中です。私たちはこのような問題を非常に深刻に受け止めています。4nt1r34l 氏と連絡を取り、この問題について協議し、アーティストのために最善を尽くすことを約束します」
「私たちの方針として、アーティストの作品を許可なく使用することはありません。
今後同様の問題を防ぐため、ゲーム内著作、特に弊社の元アーティストが作成した著作を徹底的に見直し、アーティストの貢献をすべて記録するためにより厳格なチェックを実施しています」
「私たちは、ゲームに貢献してくださるすべてのアーティストの創造性と献身的な姿勢を高く評価しており、彼らにふさわしい対応をすることに尽力しています。この件についてご指摘いただき、ありがとうございます」
つまり、これは Bungie からの良い対応であり、同社が間違いを犯したことを認めたことになります。
しかし、同社が不祥事を起こしたのは今回が初めてではありません。同社は以前、 『 Destiny 2』のカットシーンでファンアートを使用したことで有名ですが、これはベンダーが誤って参考資料として使用したとされている。同社は最終的にこの誤りを謝罪し、オリジナルのアーティストに補償することを約束しました。
誠に残念ながら . . . 。
当事者不在というのがなんとも。