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[ビジネス]Metacritic の評価は重要ではない 須田剛一氏へのインタビュー

 

GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

数字に踊らされる業界
回避されつつある多様性


James Batchelor(Editor-in-chief) Sept. 13, 2024



 

 業界のベテランであり、『No More Heroes』のクリエイタである須田剛一(通称 Suda51)は、ゲーム会社は依然として、Metacritic でのゲームの評価を重視しすぎていると考えています。

 

 GamesIndustry.biz とのインタビューで、須田氏と日本の伝説的人物である三上真司氏は、独特のスタイルと味わいを持つ自分たちの作風のようなタイトルが長年にわたってあまり登場しなくなった理由についてさまざまな理由を話し合いました。そして須田氏は、その理由として多くの企業がレビューのスコアを重視しすぎているからではないかと示唆しています。

 

「誰もが Metacritic のスコアに注目し、気にしすぎています。このサイトで高いスコアを得たいなら、ゲームはこう作ればいい、というほぼ決まった公式があるほどになっています」
 と、彼は説明しました。

 

「その公式、つまり市場性の範囲に当てはまらないゲームは、そこでの評価が減点されます。
 大手企業は、そのようなことはやりたくないかもしれません。それが主な理由ではないかもしれませんが、確かに1つの理由です。誰もが数字を気にしすぎているのです」

 

「個人的には、Metacritic の数字はあまり気にしていません。あまり意識していません。私たちにとって重要なのは、自分たちが発売したいゲームを送り出し、プレイしてもらいたいゲームを人々に届けることです」

 

 須田氏は、特に自身のスタジオである Grasshopper Manufacture がゲームを発売した際に、当該サイトのスコアを時々チェックしていると認めました。

 

「メディアが私たちにゼロをつけてくることもあります。それは気分が悪くなります。なぜそこまでしてゼロをつけようとするのでしょうか?」
 と、彼は笑います。
「でも、それ以外は評価を知ることを避けるようにしています」

 

 一方、三上氏は、世の中にはもっと型破りなタイトルがたくさんあるが、それらは「世の中に出回っている大予算のゲームと、それらのマーケティングに注がれる力のせいで」あまり注目されていないと考えています。

 

「マーケティング面で最大限の支援を受けるゲームは、できるだけ幅広い層の人々にアピールする必要があるゲームです」
 と、同氏は言う。
「よりユニークなゲームは、実際には同じ市場性を持っていない」

 

 須田氏と三上氏へのインタビュー全文は、こちらでご覧いただけます。会話では、2度目のコラボレーション作品である『Shadow of the Damned』の復活と、実現しなかった3度目のコラボレーション作品『Zombie Rider』について取り上げています。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

管理人からひとこと

これと同様のことが自動車業界でも当てはまるそうですね。90年代行は特に。
以前、何かで読んだことがあります。
購入してもらえる車はあっても、愛される車はほんの一握りでしょうか . . . 。
もっとも、業績好調で株価が安定していれば、経営者も満足なのでしょう。
技術者はどうかは知りません。
生憎、管理人は運転免許を持っていませんが . . . 。
あなたの好みは何ですか?
「みんなが高く評価するもの」が好きですか?


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