[PlayStation 5]ゲーム内サウンドの Dolby Atmos フォーマットへの適用は、ほぼ自動的に行われます
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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PS5 デザイナの Marc Cerny 氏、
新たな Dolby Atmos の追加について熱弁
Digital Foundry への文書で詳細を掘り下げる
Sammy Barker 2023.8.13 Sun 6:23
Image: Push Square
PS5 の主任アーキテクトである Mark Cerny 氏は、技術専門家である Digital Foundry に率直な文書を送り、システムの今後のファームウェア・アップデートで Dolby Atomos がどのように機能するかを正確に説明しました。
ファンは当初からサラウンド・サウンド機能がサポートされることを期待していましたが、Sony は代わりに独自の Tempest Audio エンジンを強調しました。しかし、かつて『Marble Madness』を開発した人物によると、コンソールの音響処理に関しては、これはあまり変わらないとのことです。
「最新のアップデートまでは、Tempest エンジンは Ambisonic チャンネルの情報をヘッドフォン、テレビのステレオ・スピーカ、5.1 および 71 の音響セットアップにレンダリングしていました」
と、彼は説明しました。
「現在、4つのオーバーヘッド・スピーカを備えた 7.1.4 が導入されていますが、Tempest レンダリング戦略全体には何も変更はありません。36の Ambisonic チャンネルには、プレイヤの上方を含むあらゆる方向から来る音響がすでに含まれています」
訳者注
以下の投稿内容は記事に一致するので、翻訳は割愛いたします。
Mark Cerny’s letter to Digital Foundry explaining PS5’s Dolby Atmos, powered by the Tempest 3D engine
by u/willdearborn- in PS5
さらに、こう述べています。
「ゲームチームがこれらのスピーカ設定でテストできなかったのは事実ですが、サポートはかなり自動的に行われるはずです。必要なゲーム音響データは Ambisonic 形式ですでに存在します。サウンドデザイナは 7.1.4 スピーカ設定でも最高品質の音響を検証できるため、今後は改善の余地があります」
つまり、Tempest 音響システムはすでに 3D 空間でサウンドをレンダリングしており、ユーザが必要なハードウェアを持っている場合、その情報は Dolby Atmos フォーマットにマッピングされるだけです。
今後、音響処理チームは、最適な品質を得るために 7.1.4 スピーカセットアップで混成をテストする可能性がありますが、ファームウェアのアップデート前にプログラムされたゲームであっても、移行はかなり自動的に行われるはずです。
補足 Ambisonic
全球サラウンドフォーマット。他のマルチチャンネル・サラウンドフォーマットとは異なり、その伝送チャンネルはスピーカ信号を伝送しません。代わりに、B フォーマットと呼ばれるスピーカに依存しない音場の表現が含まれており、音を聴く者のスピーカ設定にデコードされます。
これにより、音響制作者は、スピーカの位置ではなくソースの方向を考慮することができ、音が再生される際には、使用するスピーカのレイアウトと数に関してかなりの柔軟性を得ることができます。
この技術は、英国国立研究開発公社の援助のもと、1970 年代に英国で開発されました。
音響のソニーヽ(*´∀`)ノ