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[トピック]社会問題についての CEO の社内メールに大反発する PlayStation の従業員たち

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

中絶の権利に関する Jim Ryan 氏の電子メールに
怒っている PlayStation の従業員たち

幹部は、意見の違いを尊重するよう促していますが . . .


Sammy Barker 2022.5.12 Thu 22:00




 

 Bloomberg によると、多くの PlayStation のスタッフは、中絶の権利に関して「意見の違いを尊重する」ように従業員に促した、今日 CEO の Jim Ryan 氏から送信された電子メールについて「激怒しています」。連邦最高裁判所からの最近のリークは、この問題に焦点を当てており、1973年からの画期的な判決(最終的には全国的に中絶を合法化)を覆す動きがあることを示しています。

 

 ジャーナリストの Jason Schreier 氏が見たメールは、オンラインで完全に再公開されていませんが、同社は「多面的で多様性があり、さまざまな視点を持っている」、「私たちはお互いに、そして PlayStation の何百万人ものユーザに、社の内外のコミュニティのすべての人の意見の違いを尊重する義務があります」と書かれていました。

 

 メッセージは続きます。
「尊重は合意に等しくありません。しかし、それは私たちが企業として、そして価値あるグローバルブランドとして誰であるかということの基本です」
 奇妙なことに、Bloomberg によれば、Jim Ryan 氏はその後、ペットの猫の誕生日やいつか犬を飼いたいという彼の願望についての話を含め、「みんながバランスをとることに気を配る一助となるよう気楽な何かを共有する」という内容に進みました。

 

 Schreier 氏は彼のレポートで、PlayStation の社内スタジオの「数社」の従業員がこのメールに不満を持っていると説明し、「これまで猫の誕生日にそれほど怒ったことはなかった」と示唆しています。
 対照的に、Sony が年末までに買収する予定の開発者である Bungie は先週、「生殖の選択と自由のために立ち上がることは難しい決断ではない」と強調して公に声明を発表しました。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 連邦最高裁判所からの最近のリーク

 今月、「ロー対ウェイド事件」の判決を覆すという連邦裁判所の草案(ほぼ決定案)がリークされています。
 ロー対ウェイド事件(Roe v. Wade)とは、「妊娠を継続するか否かに関する女性の決定は、プライバシー権に含まれる」として、アメリカ合衆国憲法修正第14条が女性の堕胎の権利を保障していると初めて判示した裁判です。
 なお、事の発端となった「ロー判決」とは、堕胎禁止を「違憲」とした判決のことです。
 この裁判は最終的に、1973年、アメリカ合衆国最高裁判所が「人工妊娠中絶を規制するアメリカ国内法を違憲無効」としました(ロー判決を支持)。

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補足 声明を発表

 声明の内容は以下の通りです。

 Bungie では、誰もが自分の道を選ぶ権利があり、人生のあらゆる面で自由が表現されていると信じています。 「ロー対ウェイド事件」を覆すという合衆国最高裁判所から漏洩した決定案は、アメリカの自由への打撃を表しており、人権への直接攻撃です。


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管理人からひとこと

ここにもまた、近年顕著になった「分断」が。
当然ですが、立場によって物事の価値判断は異なります。
さて、ペットの話が登場するのはバランスを取ろうとする意図でしょうか。
キリスト教が堕胎に非常に敏感なのは、旧約聖書のオナンのエピソードにまで遡るのでしょうか。
管理人はクリスチャンではないので不用意なことはかけませんが。


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