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[Superliminal]ミニレビュー

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

ミニレビュー: Superliminal(バージョン: PS4(標準)/ 欧州版)
一人称パズルの新鮮な視点

釣り合いのとれた小ささ


Stephen Tailby Thu 2020.7.23 10:30



 

 あなたが常に気付かされるように、『Superliminal』における知覚は現実的です。
 他の一人称パズルと同様、非常に単純に、「錯覚」をコンセプトととして焦点をあてていて、物の(見た目の)大きさはと遠近感(距離感)がすべてです。オブジェクトは、手に取る前の状態にありますが、そうすると奥行きが消えます。
 『テッド神父』のセリフを借用すると、このゲームでは、「羊は小さいか遠くにいます」。

 

 子供向けのおもちゃのブロックは、視点に応じてエンドウ豆または家屋と同等のサイズになります。ほとんどのパズルは、現在の(プレイヤの)位置に応じて物事を拡大または縮小するというこの考えを中心に展開しています。
 言葉で表現するのは難しい概念ですが、『Portal』のように、しばらくプレイすると意味が出てきます。物事は見た目と同じくらい大きくても小さくてもかまいません。クリックすると、ゲームはあらゆる種類のクレイジーパズルと奇妙な環境を思いのままに投げ込みます。パズルの序盤の例としては、チェスの駒を使用して、一見届かないように見えるボタンを押し下げたり、サイコロを使用してより高いプラットフォームへの階段を形成したりしています。

 

クリックで拡大可


 

 ただし、ここでは単なる頭の体操をするだけでははありません。
 控えめな物語はあなたと一緒に進行し、再び Valve による独創的なパズルから手掛かりを取りますが、それは充分に自立したものです。本来、ゲームは明るい部分と暗い部分に切り替わり、つま先をコメディとホラーに浸します。短いランタイム全体を通して、いくつかの驚くほど緊迫した瞬間があります。このストーリィ要素は、最後に近づくにつれていくらか引き継がれます。
 残念なことに、パズルが熱量を失う一方で、すべてが驚くほど深遠なメッセージで最高潮に達します。
 核心にあるコンセプトを完全に押し上げることはできていませんが、全体的な体験は魅力的で楽しいものです。

 

 

優れた点

  • 優れた視点ベースのパズル
  • 興味深い物語
  • いくつかの非常に奇妙な環境

 

不満な点

  • (後半)パズルはやや物足りない
  • コンセプトが十分に発揮されているとは言えない

 

スコア 7 / 10

 

 

P


ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 テッド神父(Father Ted)

 1990年代のコメディテレビドラマ。
 アイルランドの西沿岸先にある、架空のクラギー島 (Craggy Island)が舞台です。主人公は、タイトル同様テッド・クリリー神父 (Father Ted Crilly)。
 1995年4月21日 – 1998年5月1日に放送されました。

 作中、テッド神父が「最もまともな人」であり、それ以外はネタのようなキャラクタとして設定されています。

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補足 羊は小さいか遠くにいます

 元ネタは『テッド神父』に登場する会話。
 ただし、正しくは「cows small or far away?」で、羊ではなく「牛」。

 

 ドラマの主人公であるテッド神父とドゥーガル・マクガイア(Dougal McGuire)神父との会話に登場するフレーズです。
 ちなみに、ドゥーガル神父は、ローマ・カトリックの教区司祭助手。作中では、子供っぽくて単純な心の人物として描かれています。以下のシーンは、キャラクタの「愚かな無邪気さ」を表す会話の一つ。

 

 笑い解説というのは野暮ではありますが、英語のコメディなので、先にそのやりとりの大まかな流れをご説明。

T: (この手に持っている牛の模型は単に)小さいというだけ。で、外にいるものは遠くにあって、小さく見える。
  (いいか、)小さいか遠くにあるか(どちらも同じように小さく見える)。
D: (首を振る)
T:  聞こえてないのか!(まるで、アフリカ=すごく遠く、にいるようだ)
D:  (本当に双眼鏡でアフリカのサファリを眺めるドゥーガル)
 動画では、さらなる笑いが続きます。

 

Cows: Small Or Far Away? | Father Ted(2010/09/28)

 

 架空のキャラクタですが、アイルランドのブックメーカは、「ドゥーガル神父が教皇ヨハネ・パウロ2世の後継者となりうるか」という賭けを実際に行いました。オッズは 1,000-1 で、一部の候補より優れた(低い)数字でした。
 放送終了から間もない、2001年のことです。

 

 笑える会話とはいえ背景には、ある種の認知科学ないし、哲学があります。非常に興味深いです。

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管理人からひとこと

レービュを翻訳するつもりが、コメディの解説にw
この手のコントは、かつて NHK でよく放送されていました。かなりたくさん視聴しました。
コメディの会話というものは、本当に優れています。
それはさておき、個人的には、もう1点加えたい。
素晴らしい着想です。


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