[トピック]AAA タイトルは今後どうあるべきか(元 PlayStation のトップが語る)
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。
元 PlayStation のトップ、
15時間の AAA タイトルが戻ってくるのを見たい
短いが満足
Sammy Barker Wed 2020.6.24 11:15
ゲームの(1作あたりの)プレイ時間は長くなってきています。それは間違いありません。
先週発売された『The Last of Us Part II』はその良い例です。前作は約15時間で完了しますが、後継者はプレイ方法によっては30時間以上かかる場合があります。
『God of War』も同様の軌跡をたどり、厳しい10時間のキャンペーンから巨大な30時間の叙事詩に移行しました。
幅広いゲームファンの要求がこの変化につながったことは間違いありません。
しかし、昨年 SIE を去った PlayStation の元トップである Shawn Layden 氏は、このモデルは単に持続可能ではないと考えています。特に、制作コストが増大し続けているためです。
彼は、GameLab Live の中で話していますが、コストが一般的に世代を経るごとに2倍になったという事実を指摘する好感の持てる主導的意見です。
「すべてのアドベンチャゲームで50 – 60時間のゲームプレイという目標を達成するのは困難です。これは、実現するのにはるかに費用がかかるためです」
と彼は説明しました。
「そして、最終的には、興味深い(アイデアを持つ)クリエイタとそのストーリィを、いわば基準を満たさないという理由で、市場から締め出すことになりかねません。それらは再評価する必要があります」
Layden 氏は、予算の膨れにもかかわらず、ゲームの購入コストは増加していないと続けました。
「私がこのビジネスを始めてから(ゲームの定価は)$ 59.99ですが、ゲーム開発のコストは10倍になっています。
価格に『柔軟性』はありません。開発費に対して得られる利益において大きな不安定さがある場合、(このビジネス)モデルはより困難になります。次世代では、これら2つの『責務』(開発費と価格)が衝突するのを見ることになると思います」
元幹部によれば、一つの解決策は単により小さなタイトルを作ることかもしれません。
「5年をかけて80時間(規模)のゲームを作る代わりに、3年で15時間のゲームを制作するとどのように見えますか?それにかかる費用はいくらですか?
それは(プレイヤを)大いに満足させる経験ですか?
個人的には、ベテランのゲーマとしてですが、12 – 15時間程度の『AAAゲーム』への回帰を歓迎します」
彼は続けます。
「まず、より多くの(小規模な)ゲームを完成させます。それは、よく編集された文学作品や映画のようになるでしょう。
このようなタイトルを(プレイヤが)多く『学習』することで、よりタイトで説得力のあるコンテンツが得られるでしょう。(業界が)このようなビジネスに戻ってもらいたいものです」
しかし、あなたは一流のエンターテインメントを十数時間楽しむために$ 59.99を支払いますか?
それとも値下げを待っていますか?
補足 カタカナ表記
原文 | カタカナ表記 | |
---|---|---|
Shawn Layden | ショーン・レイデン |
蛇足 後記
セール価格を見て、「いやいや、こんなに安くしちゃダメでしょw」と思うことは度々です。すでに十分な利益が得られていることはわかりますが。
もちろん、厳密な(オンラインでの)売り上げデータをもとにセールを打っていて、それがある種のブースタとして働くわけですが。普通は発売から時間が経てば売り上げは下降の一途をたどります。かつてないほどの巨大市場とはいえ。
長期的な収益が見込める FPS のオンラインマルチはまあ、大規模にならざるを得ませんね。
PS4 世代だけ見てもやはり、現場で「死蔵」となったアイデアはたくさんあるのでしょうか。大規模化できないという理由で。
この点に関して、PS5 ではいい意味で、「カオス」になってほしいですね。
「かつてのセガ」はもう戻ってこないしなあ。
プラチナゲームズには期待したいです。
今月公表された PS5 向けのインディーズ作も興味深いですね。
『Final Fantasy VII Remaka』の成績はいかに。
どうでもいいですが『The Last of Us』で初プレイ(中級)は、とても15時間では終わりませんでした^^;
別に急ぐものではありませんが。
値下げは待たないのです(`・ω・´)ゞ
セールを全く利用しなとは言っていませんがw
より多くリリースされるので、発売日に即購入することが追いつかないのは事実です。