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[The Last of Us]全ストーリィ解説 旅の始まり(3/8)

 

Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

特集: The Last of Us  全編まとめ
ジョエルとエリーのこれまでの話(3/8)


Stephen Tailby Sun 2020.5.17 11:00


まだ、目次をご覧になってない方は、先にそちらをどうぞ。



旅の始まり

 ジョエルはしぶしぶエリーとの旅を続けます。
 最初の訪問先は、彼に「貸しがある」古い知り合いのビルを見つけることです。このパラノイアなサバイバリストが、彼らに車での移動手段を提供してくれることを期待しています。
 物事はそれほど単純ではなく、気の強いエリーはビルと何度か衝突します。ただ、最終的には協力し合い、ピックアップトラックでビルが住処とする町を後にします

 

 ジョエルとエリーは、トミー(元ファイアフライのメンバ)を見つけることを目指して、しばらく西に向かう道を進んでいます。
 ペンシルベニア州ピッツバーグまでは車での安全な移動が可能でした。しかし、彼らはハンターのグループによって待ち伏せされ、追突してきたバスにより、彼らの車は台無しにされました。彼らは、厳しいパトロールを行なっていて、しかも街には感染者がいっぱいいます。そこから脱出する必要があります。
 二人はまず倒壊した高級ホテルに侵入します。その中で一時的に離れ離れになってしまうアクシデントが発生します。ジョエルはなんとか、レストランフロアまで登ってゆきますが、そこでハンターの一人に襲われます。敵と組み合い、床に落ちている銃を拾おうとするジョエル。そこへエリーが駆けつけ、銃を手に敵を射殺します。二人はなんとか、再会できました。
 ホテルを抜けますがその外にも、ハンター達はいました。このままではフォートピットブリッジに向かえません。ジョエルはエリーにライフルを託し、二人で障害となるハンターたちを片付けました。
 最終的に、ジョエルはエリーににピストルの携帯を許可します。「この小さい方がよく合う」と付け加えて。

 

次の「ヘンリーとサム」(4/8)を読む


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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる



 

補足 最初の訪問先

 森を抜け、住宅地のそばのフェンスが見えます。
 日が傾き始めていて、ホタルが数匹舞っています。エリーにとっては初めて目にする光景です。
 英語でのエリーのセリフは、

 "Fireflies." (ホタル)
 "I mean real fireflies." (つまり、本物のホタルってこと)

と言い直します
 この作品の全編にわたってそうですが、時間・季節・天候・自然と言ったものが克明に描かれます。
 バイオレンスホラーゲームで、荒廃した世界が舞台となっているにも関わらず、探索や戦闘の最中、プレイヤは、それらが織りなす美しさを意識します。

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ビル(Bill)


 かつてジョエルとともに密輸業者をしていました。
 当時は調達係だったことが会話を通して示されます。ただし、ジョエルにどんな「借り」があるかは明確にされません。

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補足 何度か衝突

 突然やってきて「縄張り」を荒らし、力を貸して欲しいというジョエルに対し、ビルは、「車も、食料もありったけ持ってゆくか?」と皮肉を言います。それを聞いたエリーが「ブタ(には食料など必要ない)」と罵ります。
 また、ビルはエリーのことを「ガキ」といい続けます。

 この章あたりから、エリーさんの言葉遣いが攻撃的になります。ゲーム中はとにかく “F*kc" という言葉を連発されますw 時々"Sh*t" も。
 DLC の方でも当然。
 ああ言う世界なので仕方ないのですがw

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補足 ビルとの協力、そして. . .

 三人は車のバッテリィを求めて、高校に向かいます。ビルの知る限り、そこには感染者に襲撃された軍のトラックがあるからです。危険を冒すだけの理由はあります。しかし、実際にはトラックのバッテリィは何者かに盗まれていました。

 その後、三人はなんとか高校を脱出し(初めてブローターと遭遇し戦います)、住宅地に逃れます。
 直後、侵入した住宅の中でジョエルとビルは自殺体を発見します。それは、ビルの「パートナ」のフランクでした。ジョエルはまた、彼が書いたビルへの手紙を発見します。そこには、ビルへの辛辣な言葉と、一人でバッテリィを持ち出したことが書かれてあったのです。
 ビルがゲイであることが示されます。

 話が前後しますが、高校に向かう直前、装備の準備をする際にビルが言います。
「大切な者がいるやつから先に死んでゆく」

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補足 後にします

 初めての車での移動となります。
 章の終わり、ビルと別れとピックアップトラックでのドライブは名シーンです。
 ジョエルとビルは「貸し借りはチャラ(Square)」とお互いに確認します。
 また、ビルはその性格から、「さっさと立ち去れ(Get out my town.)」と言いますが、表情はどこか穏やかです。そして、わざわざ「my town」と付け加えています。

 移動中、雨が降り出してきます。エリーは後部座席で、ビルの家からくすねてきたコミックブックを取り出して読んでいます。そして、ストーリィに続きがあることに不満を漏らします(以後、マップ内を探索しコミックを収集することができるようになります)。

 さらに、「カセットテープ」をリュックから取り出します。ジョエルはちょっとだけ怒りますが、すぐにカーステレオで再生します。そして懐かしさに浸ります(カセットテープは自分よりも前の世代だと主張しますが)。
 その後、エリーはさらにポルノ雑誌を取り出します。それをネタに、「エリーがジョエルを」からかいます。

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補足 ハンター

 北米各地で、他の生存者や軍からや物資(食料、銃など)を奪い生活しています。
 ゲームでは、「ハンター」とありますが、その本質は略奪者の集団です。

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補足 高級ホテル

 ホテルのフロントとロビーを探索する最中、エリーは一人で「宿泊客ごっこ」を始めます。
 ジョエルは相手にしません。
 また、ラウンジのカフェでコーヒーメーカを見つけたジョエルは、「コーヒーが飲みたい」と呟き(嘆き)ます。

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補足 登ってゆきます

 ビル内のオートロックの扉を解除するため発電機を起動します。直後の「あれ」は、トラウマになりかねません。
 ヘッドフォン推奨。

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補足 ライフルを託し

 ここで初めて、エリーが「エアガンで、ネズミを撃ったことならある」と告白します。
 面食らうジョエルですが、エアガンもライフルも似たようなものだと、発砲手順を教えます。そして、最後に助けてくれたことへの感謝の言葉を口します。エリーはちょっと得意(意外)な表情で、
「ちゃんと言えるじゃん」
と呟きます。
 英語では単に “You’re wélcome." となっています。

 ここに至るまで、ジョエルは頑なに、エリーが銃を持つことを禁じています。彼女が全寮制の軍の学校で訓練を受けていたことは知っているわけですが。
 エリーに娘のサラの姿を重ねているかどうかは、もちろん不明です。

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管理人からひとこと

ブレード攻撃で頼りになるビル d(´ω`*)


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