[PlayStation 5]競合2社の次世代機の価格問題 アナリストによる見方
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名・企業名は原文のままです)。
固有名詞のカタカナ表記は補足でご確認ください。
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PS5 の価格は Xbox Series X によって下がる可能性があるとアナリストは示唆する
やっかいな状況
Sammy Barker Sat 2020.5.9 13:30
今週の Geoff Keighley 氏によるボーナスラウンドの一部として、専門家による生放送がありました。そこで、 Wedbush 証券のアナリスト Michael Pachter 氏は、Microsoft の動向が今年のホリデーシーズンに登場予定の PlayStation 5 の価格を引き下げるかもしれないと示唆しました。
業界アナリストによると、ソニーは次世代コンソール に$ 500を設定し、レドモンドに拠点を置く競合他社が大きな損失を被る機会を与えだろうと。つまり、(Microsoft が)消費者に Xbox Series X を安く提示することになると彼は考えています。
「Microsoft には大きなバランスシートがあります」
と彼は指摘しました。
「彼らが、最初の1000万台達成を(早く)促したい場合、価格を$ 100引き下げ、そうします。それで、彼らは最初にソニーが(本体価格に関する)公式発表をするのを待っていると思います。
それから自社の(コンソールの)価格と発売日を明らかにします。2020年ホリデーとなるので、11月(下旬)は非常に可能性が高く、おそらく$ 400になるでしょう」
Xbox と EA の元幹部を歴任し、現在 Liverpool FC のボスである Peter Moore 氏は、次のように同意しました。
「どちらの企業も、最初の12 – 18ヵ月でどれだけの損失を許容できるかを考えています。そして、それがソフトウェア販売額とサービス収益によってどのように『相殺』されるか。
各企業の観点から見ると、Microsoft は今 … 彼らにとって株価と時価総額が急上昇しています。『ボス』である Satya Nadella 氏は言うのではないでしょうか。
『これは私たちにとっていい機会ではないですか。ソニーさん、$ 500で販売できるものならどうぞ』と」
また、Xbox の Game Pass サービスは、 PlayStation に比べて大きな「売り」になる可能性が十分にあります。これは契約者が、Xbox のすべてのファーストパーティにおけるローンチタイトル(最新作となる『Halo: Infinite』を含む)をサブスクリプションの一部として利用できるようになるためです。
また、技術的には TFLOPS の点でより強力な(グラッフィクの)ハードウェアを備えています。
ただ、SSD の速度など、他の性能では PS5 には利点があります。
それでも、これはソニーにとって本当の頭痛の種になる可能性があります。特に、より安価な代替 Xbox Series X モデルの噂も事実だとするならばなおさらです。
日本の巨人は、現時点では PS5 の価格は未定であることをほのめかしましたが、報告によると、それは製造するのに高価なプラットフォームであることが示されています。様々な要因が今年のホリデーをどのように揺さぶるかを見るのは興味深いでしょう」
補足 カタカナ表記
過去記事参照
Geoff Keighley(ジェフ・ケリー)氏主催による、オンラインイベントの一環です。
[Summer Game Fest]開会決定 5 - 8月にかけて
補足 バランスシート(balacne sheet)
経済用語としては、「貸借対照表」のことです。
もっとわかりやすくいうと、損か得かのつりあいです。
現世代機から、次世代機以降に関していうと、単にコンソールの売り上げだけが、企業の収益をもたらすわけではありません。PlayStation においては PS Plus により安定した継続的収入が得られます。
もっとも、このサービスはコンソールを購入したユーザのみが「加入し得る」ものです。
つまり、販売台数をいかに伸ばすかが安定収入の鍵となるわけです。
卵と鶏のたとえ話のようでもありますが。
さて、ここではいわゆる「逆ザヤ」に言及しているという認識でいいと思われます。
本文をもう少し読み進めてみてください。
補足 ボス
まとめておきましょう。
- Satya Nadella(サティア・ナデラ) Microsoft / Xbox / Bing / Microsoft Office CEO
- Phil Spencer(フィル・スペンサー) Xbox 部門の責任者、ゲーミング事業の副社長
補足 Game Pass(ゲームパス)
PS Now に相当するサービス。
いわゆる「逆ザヤ」問題です。
管理人は、価格を購入決定の要素に含めていません。
それが PlayStation 故に購入する訳です。
ただ、経済に影響すると言われる「消費者マインド」なるものはどうなのでしょう。
ソニー側から妙案が出てきそうな気がします。根拠はありません、なんとなく。
ここのところ、このブログではゲーム以外の内容の記事が続いたかもしれません^^;