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[特集]失われたゲーム Shadow of the Eternals(シャドウオブエターナル)(2/16) 

08/13/2020

 

GameSpot の記事を翻訳いたしました(個人名・企業名は原文のままです)。
 固有名詞のカタカナ表記は補足でご確認ください。
 文中の英語(緑色のリンク)をクリックしても確認できます(↑で記事に戻る)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

2020 失われたゲーム特集:これらのゲームはどこにありますか?
うまくいけば、これらのゲームから近いうちに...あるいは、いつか聞けるでしょう。


Matt Espineli, Kallie Plagge on January 18, 2020 at 10:00AM


 

この記事は[特集]失われたゲームたち(一覧・目次)の詳細です。

 

Shadow of the Eternals(シャドウオブエターナル)

 『Shadow of the Eternals』は、カルトな人気を誇るホラーゲーム『Eternal Darkness』の後継者と言える作品です。元のゲームの開発会社である Silicon KnightsPrecursor Games という新しいスタジオを設立し、前社長 Denis Dyack 氏も含めてサバイバルホラーアドベンチャの開発に取り組んでいました。
 ただし、クラウドファンディングによる資金調達は目標額に達しなかったため、ゲームの開発は保留されました。

 

 2014年10月、開発の責任者であった Dyack 氏は Quantum Entanglement Entertainment と呼ばれる新しいスタジオを開設して、プロジェクトの開発を再開しました。スタジオは2018年1月に静かに閉鎖され、『Shadow of the Eternals』の制作は再び保留になりました。
 その後、Dyack 氏は Apocalypse Studiosと呼ばれる新しいスタジオを設立しました。それ以来、『Deadhaus Sonata』という無料のRPGに積極的に取り組んでいます。これは『レガシーオブケイン』にインスパイアされたプロジェクトのようです。
 なお、Facebook にある『Shadow of the Eternals』のアカウントには制作状況に関する簡単な更新がありますが、
「キャンセルはされていませんが、しばらくの間アクティブな開発は行われない」
 と述べています。
 これらの出来事を考えると、『Shadow of the Eternals』がかなり長い間リリースされない可能性があります。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

補足 カタカナ表記




原文カタカナ表記
Denis Dyack デニス・ダイアック

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補足 『エターナルダークネス ―招かれた13人―』

 ニンテンドーゲームキューブ用ソフト。ジャンルは、アクションアドベンチャー(サイコアドベンチャー)。
 日本では、2002年10月25日発売。

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補足 Silicon Knights(シリコンナイツ)

 1992年7月設立。創業者は、Denis Dyack (デニス・ダイアック)氏。
 セントキャサリンズ(カナダ、オンタリオ州)に拠点を置いていました。
 元々は PC 用のゲームを開発していましたが、1996年以降は家庭用ゲーム機に移行。
 日本でよく知られたタイトルとしては、コナミと共同制作した『メタルギアソリッド:ツインスネーク』(ゲムキューブ版)。
 2007年7月19日、Unreal Engine 3 の提供の不備を巡り Epic Games を提訴(当時、Xbox 360 用のゲームを開発中)。反訴した Epic Games と全面的に争うことになります。
 2012年5月30日、裁判は最終的に Epic Games の勝訴で決着。Silicon Knights は$445万の賠償金を命じられます。また、Unreal Engine 3 から派生したゲームコードおよび、作品(それに関するライセンス)は完全に削除・放棄することが決まりました。
 結果、訴訟中(2008年)に発売された『トゥー・ヒューマン』(発売当時三部作を予定)は店頭から全て回収。また『X-Men Destiny』は、2014年1月1日をもってダウンロード版の購入ができなくなりました。進行中だったゲームプロジェクトは全て中止となりました(公表していたものは3作品)。
  Silicon Knights は、2014年5月16日に倒産。

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補足 Precursor Games(プリカーサー・ゲームズ)

 Silicon Knights と Epic Games の裁判が決着した後、Silicon Knights 従業員の大半は解雇されました。それとほぼ同じ時期に元シリコンナイトの従業員のコアグループを持つ新会社 Precursor Games が誕生しました。代表取締役は引き続き Denis Dyack 氏が就任しました。
 この時点では、Silicon Knights の破産申請はなされていません。当時の最高財務責任者も、「(法律上は)間違いなく生きている」と主張しました。
 その後、2013年5月に『Shadow of the Eternals』開発のためにキックスターターキャンペーンで資金を募りますが、目標額には到達しませんでした。時を同じくして、ゲームメディアが Silicon Knights 社内におけるパワハラスキャンダルを報じましたが、真相は明らかになっりませんでした。
 結局プロジェクトが無期限に保留され、Precursor Games は廃止されました。

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補足 Quantum Entanglement Entertainment
(カンタム・エンタングルメント・エンターテイメント)

 正確には、Quantum Entanglement Entertainment Inc. です。
 『Shadow of the Eternals』の IP を映画やテレビに拡張する可能性を目指して設立されました。
  Quantum Entanglement を直訳すると、「複雑に絡み合った量子」です。
 2018年1月、スタジオは閉鎖。

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管理人からひとこと

ゲームより、リアルの方がダークネス


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