[絶体絶命都市4]北米での発売決定
GameSpot の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。
絶体絶命都市4:Summer Memories 4月のスイッチ、PS4、およびPCでリリース
久しぶりに絶体絶命都市が戻ってきます。
James O'Connor on January 7, 2020 at 6:28PM PST
『絶体絶命都市4:Summer Memories』は、2018年11月に日本でリリースされましたが、ついに北米にやって来ます。2020年4月7日に Switch、PS4、および PC 用にリリースされることが決まりました。
Disaster Report 4: Summer Memories – Gameplay Trailer (PS4, Nintendo Switch, PC) (EU – English)(2020/01/07)
このゲームのテーマは、未曾有の自然災害をきっかけに崩壊した都市から逃げ出すことです。ゲームプレイの多くは、他の生存者が安全に進むための支援をすることに焦点を当てています。
絶体絶命都市シリーズが日本以外でリリースされたのは、2007年が最後です。そこから長い時間が経ちました。
この作品は、本来なら、2011年に PlayStation 3 向けにリリースの予定でしたが、その年の日本での東日本大震災の発生を受けて、キャンセルされました。
2014年、開発会社のグランゼーラがフランチャイズの権利を取得し、ゲームの開発が新たに始まりました。北米版のローカライズは NIS America によってされています。シリーズのファンは、この最新作のエントリを長い間待っていました。
グランゼーラは以前、『巨影都市』を開発しました(最終的に PS4 のみでリリース)。これは、絶体絶命都市シリーズと同様のコンセプトでありながら、SF 色の強い作品となっています。
補足 絶体絶命都市シリーズ
かつては、開発・販売はアイレムソフトウェアエンジニアリング(以下、アイレム )。
最初の作品は、2002年4月25日に PlayStation 2 で発売されました。
4作目は、アイレムに替わり、グランゼーラが手がけています。
- 絶体絶命都市(2002年)
- 絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-(2006年)
- 絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-(2009年)
- 絶体絶命都市4 -Summer Memories-(2018年)
補足 海外版のタイトル
絶体絶命都市シリーズの海外版のタイトルは以下の通りです。
国内タイトル | 海外タイトル |
---|---|
絶体絶命都市 | Disaster Report(2003年) |
絶体絶命都市2 | Raw Danger!(2007年) |
絶体絶命都市3 | 海外未発売 |
絶体絶命都市4 | Disaster Report 4: Summer Memories(2020年予定) |
補足 キャンセルの理由
ソースの文章とは少し事情が違うので、補足しておきます。
この作品は、2010年の東京ゲームショウに出展された際に、その年の冬に発売予定でした。しかし、それ以後、何度か発売延期の発表を繰り返すことになります。「2011年3月10日発売予定」という告知も一時はしていましたが、同年の春へ発売延期の発表をしました(2011年2月22日)。
そして、3月14日、「発売中止」の決定と同時に、過去作の生産中止も正式に発表されました。
開発プロデューサであった九条一馬氏は、海外メディア「1Up」のインタビューに対して、発売中止の理由について次のように述べました。
「私たちが発売中止をお知らせした文には、どこにも震災が原因とは書いていません。他社のゲームでは『震災のために延期します』という風に書いてあったと思いますが、私たちの文には書いていません。たとえ震災がなかったとしても、アイレムではいろいろなことをやるのが難しくなっていました」
その後、2014年12月、記事にもある通り、グランゼーラがこのシリーズに関する全世界での IP および販売権を取得しました。
2011年当時の九条一馬氏のツイートのまとめはこちらで読めます(2011.9.27)。
補足 グランゼーラ
2011年4月設立。本社は金沢市(石川県)
アイレムにおけるゲーム部門の中核を担っていた名倉剛・九条一馬両氏が独立。二人がゲーム会社「グランゼーラ」を設立しました。
代表取締役は名倉剛氏。
社名の由来は、アイレムより発売されたゲーム『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』に登場する「グランゼーラ革命軍」です。
補足 巨影都市
バンダイナムコエンターテインメントとの共同プロジェクト。
開発の正式発表は2016年2月。それに先駆けて2015年9月4日、ティーザサイトのみが公開されました。
なお当初は、PlayStation Vita 版の発売も予定されていましたが、最終的にキャンセルされました。
絶体絶命都市シリーズと同様、サバイバルをテーマにしていますが、日本ではおなじみの特撮作品の怪獣や、ロボットアニメのキャラクタなど登場します。
コンセプトは素晴らしいゲームなので売れて欲しいです。
それにつけても、ゲーム開発といのは、色々と大変です。
また補足の多くなってしまいました。