［SEKIRO］GameSpot による Game Of The Year 2019 受賞［祝報、ならびに祝砲］

12/18/2019

 

GameSpot の記事を翻訳いたしました（個人名は原文のままです）。
　訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。

---

 

Game Of The Year 2019
「やらなければならないことをしてください」

Tamoor Hussain December 17, 2019 at 9:00AM PST

 

　我々編集部が、「Game Of The Year 2019」のノミネート作一覧を発表して数日が経ちました。これまでに、編集部では、リリース日ごとに整理された2019年のベスト10ゲームと考えられる作品を取り上げてきました。
　そして今日、12月17日、最高の賞が決定いたしました。

　Sekiro：Shadows Die Twice（FromSoftware）

　これが、2019年の GameSpot が選ぶ「ベストゲーム」のタイトルです。

 

GameSpotの総合評価

　失敗への恐れは非常に強力です。
　それは心を曇らせ、感覚を混乱させ、手を震えさせる影響力を持っています。
　『Sekiro：Shadows Die Twice』（以下 SEKIRO）はこの恐怖を理解し、それを活用して乗り越えられないと感じる課題を調整します。それはあなたの能力を弱め、あなたを取り壊す機会を楽しんでいる比類のないゲームです。しかし、非常に重要なのは、これを行うことにより、断片を拾い上げてより強くなることを学ぶことができることです。
　その方法は厳しいですが、教訓は深遠です。

 

　『SEKIRO』は、そのゲームプレイで多くの賞賛を集めています。これを、「心臓がドキドキし、手のひらに汗をかき、神経がすり減る」と説明しました。シャープで緊張感があり、満足感のある剣戟を体験させてくれるゲームはほとんどありません。これだけでも2019年の傑出したゲームになります。

 

　『SEKIRO』は成長に関するゲームです。刀と義手忍具を使いこなし、スキルを身につけていきます。しかし、プレイヤの成長こそが、最も価値のあるものなのです。
　おそらくこれの最も強力な例は、葦名弦一郎との悪名高い戦いでしょう。あなたは彼に真正面から向き合い、克服しなければなりません。『SEKIRO』において、この戦いはあなたに重きものを要求し、ほとんどの場合、失敗が「保証」されています。何時間にもわたって弦一郎の前に立ち、何度も切り倒されるだけでは、単なる骨の折れる経験ですが、最終的にはその戦いにおいて学んだことすべてが、（ゲームを進めてゆくと）所定の位置に収まります。

 

　ほとんどすべての人がひらめきを持っているのはここです。『SEKIRO』はその条件でプレイする必要があります。
FromSoftware の他のゲームとは異なり、アプローチの自由度がほとんどありません。あなたが直面する敵は、大小様々、人であったりそうでなかったりします。それらは自由な戦略に対応するように設計されていません。
　成功への道は特異であり、それはあなたが最終的に強く立ち上がることができるように、ほとんど常に（初めての敵との戦闘では）あなたが圧倒的に高いオッズに直面し、そしてその場で喜んで倒れることを要求します。
　生と死の違いがボタンを一瞬押すだけのゲームである場合、成功の最小のものは懸命に戦われますが、その影響は重みを伴います。

 

　『SEKIRO』は、失敗を恐れることはないということを思い出させてくれます。実際、それは改善への踏み台になる可能性があります。

 

　このゲームは、「それがもたらす困難を克服するために必要なすべての資質」をあなたに植え付けます。容赦ない敵は、冷静さを保つことで、直面する課題を処理するために必要な心の存在を持つことができることを教えます。ある困難を乗り越えることで次の難易度が少しだけ簡単になることを示しており、最も厳しい逆境でも信じられないほどの強さが見られることを証明しています。
　これらの教訓は、不可能に挑むスリルと相まって、仮想敵が倒れた後もずっと長続きします。コントローラを置いて画面から離れてなお。

 

　何年もの間、死と再生のサイクルは FromSofware のゲームの礎石でしたが、『SEKIRO』は機械的な機能を超えて物語的な結果をもたらしています。スタジオの以前のゲームと同様に、ストーリーは小さくても意味のある方法で提示されます。
　結局、FromSoftware が「描くもの」はすべての色で塗る潰すではなく、詳細を示唆する微妙なストロークを楽しんでいます。『SEKIRO』のメインストーリーはおそらくスタジオの過去の作品と比べても最も曖昧なものですが、水面下では熟考すべき魅力的なテーマがあります。

 

『SEKIRO』は、私がほぼ毎日プレイしているゲームです。
　戦争で荒廃した葦名の土地は敵対的であり、その住民は攻撃的です。
　発売以来、何ヶ月にもわたって挑戦してきたにも関わらず、毎回、同じくらい困難です。しかし、私の経験はすべてを理解し、それに立ち向かう自信を与えてくれました。

G

---

ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる

 

---