[シェンムー III]鈴木裕氏からのメッセージ
GameSpot の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
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シェンムーのディレクタ、鈴木裕がさらなる続編を作りたい
涼の冒険は続くかもしれない。
James O'Connor on November 21, 2019 at 7:34AM PST
待望のシリーズ第3作目である『シェンムーIII』がついに発売されました。
『シェンムーII』と、この最新リリースの間には18年の空白期間がありました。二作目は、2001年に Dreamcast でヒットしました。
『シェンムーIII』は、キックスターターキャンペーンのおかげで実現することができました(かつてないほどの短い時間で目標金額に達成)。
『シェンムーIII』が作られ得ることがいかに困難だったか、それは想像に難くありません。シリーズディレクタの鈴木裕氏は、最初に構想した彼の「大長編(全11章)」をゲーム制作で実現するつもりでした(そのうちのいくつか『シェンムーII』に落とし込まれました)。
待望の続編が完成してなお、ストリーの全ては語られていません。代わりに、鈴木氏は、「大長編」の続きとして『シェンムー4』を制作することを望んでいます。
鈴木氏はファンに宛てて 「手紙」を書きました。この手紙は、VG247(ゲーム情報サイト)が指摘しているように、ゲームをクリア後、クレジットがロールされた後にに表示されます。
したがって、手紙の内容をプレイヤ自身の手で確認したい場合はここから先は読まないでください。
テキストが読者の目に触れないよう、次の段落までの間に画像を貼っておきます。これらは、発売前に公開されたもので、ネタバレではありません。
さて、手紙の内容に触れます。
「『シェンムーIII』を長年待っていたすべてのファンと、このゲームを可能にしたクラウドファンディング支援者の皆さんへ
このプロジェクトは、あなたの愛、サポート、そして私たちが道を歩んできたつながりなしには存在しません。皆さまのご厚意に深く深く感謝致します。『シェンムーIII』が完成したことは喜び以外の何物でもありません」
鈴木氏はこう切り出しています。
彼は、開発中にゲームのボリュームが拡大したことにも触れています。
「シェンムーを愛するプレイヤがいる限り、そのストーリーを完成するために自分の個人的な『旅』をあきらめない」
と述べています。
「一緒に、『シェンムー4』での涼と彼の冒険の物語を紡ぎ続けられることを心から願っています」
と鈴木氏は言います。彼は以前、このゲームについて「20年前に提示したビジョンへの責務」だと説明していました。
プレリリース用ゲームが製品発売の少し前に報道機関に送られたため、の GameSpot による『シェンムーIII』のレビューはまだ準備中です。
ただ、Metacritic におけるレビューは徐々にアップされ始めており、評価はざまざまです。それらの中で概ね共通するのは、「シリーズのファンを念頭に置いて作成されたゲーム」であるということです。
補足 Metacritic メタクリティック
ゲームをはじめ、エンターテイメント関係の作品のレビューをまとめるサイト。
レビューの著者は、各分野の情報を報道するのメディア(記者、評論家)、一般ユーザ、どちらもあります。
また、評価点も合わせて投稿できます。メディアは100点満点、ユーザは10点満点で評価します。
複数のメディアの評価点の平均がいわゆる「メタスコア」です。
補足 シェンムーIII のメタスコア
発売から約1週間。現時点では、スコア71。
『Code Vein』より1点高いです。
補足 シェンムーII
『シェンムー 一章 横須賀』の続編。ただ、二章はカットされた上で、三章から六章までが収録されました。
なお、北米版のみ2002年10月、Xbox で発売。
原文の方では、タイトルのナンバーがアラビア数字だったので、そのまま表記しております。
本来なら「IV」かしら。