[餓狼伝説 City of the Wolves]商業的失敗
Push Square の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。
膨大な広告費を回収できる見通しはなく
CEO が退任
Sammy Barker 2025.5.16 Fri 12:00
サウジアラビアの資金援助を受けた SNK は、『餓狼伝説 City of the Wolves』を世界最大の格闘ゲームにしようと目論みましたが、どうやら成功はしていないようです。
同社は、地球上で最も有名なアスリート、Cristiano Ronaldo 氏をプレイアブル・キャラクタに加え、ボクシングの試合をスポンサし、超有名インフルエンサの IShowSpeed にその試合を配信させ、さらに記録破りのトーナメント賞金総額を発表しました。
その結果は?
CEO の松原健二氏が退任し、顧問に就任するという経営責任者の交代となりました(訳者注: 日本語版へのリンクに差し替えてあります)。
同社の声明は、松原氏が「開発部門を拡大し、営業・マーケティング機能を強化することで SNK を変革し、世界で競争できるグローバルパブリッシャへと築き上げた」ことを認め、賞賛する内容となっています。
しかし、私たちが知る販売数は悲惨なものでした。このゲームは、5月の大型連休中期間に PS5 で日本国内でわずか6,302本しか売れず、4月の PS Store ダウンロードランキングにも見当たりませんでした(訳者注: 国内チャートへのリンクです)。
もちろん、これらすべてにもかかわらず、『City of the Wolves』は依然として良質なゲームであり、今後も健全な寿命が続く可能性もある。サウジアラビアの莫大な富は、その馬鹿げたマーケティングではなく、ゲームそのものに使われた方が良かったのではないかと思わずにはおれません。
超インフルエンサが誰なのかはわかりません。
ただ、その方の支持者と格闘ゲームのファン層(あるいは、単なるゲーマ)は
全く異なるでしょう。おそらく。
記事に挙げられているものは全て、広報のプロによるものでしょうが、木に縁て魚を求む。
ちなみに、前 CEO は2021年にその職責に就任されました。