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[DualSense]望まれる開発会社への強力なサポート(競合他社の教訓より)

 

GamesIndustry の記事を翻訳いたしました(個人名は原文のままです)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

DualSense の挑戦と約束 高度な触感システムについて
間違いなく新世代の最も興味深い革新ですが、
マーケティングにおける困難がつきまといました。


Rob Fahey(Contributing Editor) Friday 13th November 2020


 

 ソニーの新しいコンソールの発売をレビュー、調査、議論する今週公開された膨大な時間のビデオの中で、1つのテーマはかなり一貫しています。多くの人々が PlayStation 5 コントローラの高度な触覚に訴えるシステムに本当に感銘を受けているということです。
 そして、絶対に誰もその最良の方法を知りません。それが実際に何をしているのかをビデオで伝えることについての。

 

 それは誰もが試みるのを止めませんでした。時には、いくつかの奇妙に面白くて境界線上の不条理な一連の映像をもたらしました。
 その中の多くのチャンネルには、敏感なマイクで DualSense のハプティックモータのノイズを捉えて、それを「想像してみてください、これらの音をあなたの手でどのように感じられるか」といった謳い文句で再生すること勧めています。

 

 共感覚を誘発する試みはさておき、ソニーは DualSense でかなり素晴らしいもを発見したようです。
 それは、全くもって完全な(新規の)ものではありません。Switch はハプティックフィードバックでいくつかの非常にスマートなことをしました。そして、このスマートフォンのようなデバイスは何年もの間この技術を徐々に改善してきました。
 しかし、DualSense はすべての体験報告で非常に重要です。これまでにゲームが持っていた他の種類のタッチフィードバックシステムを飛び越えます。これは主に(これまでのコントローラ開発の)継続性によって定義されます。
 おそらく、以前のハードウェアからの世代移行よりも単純な進化のように感じられる現状ですが、多くの人々が真に新しくエキサイティングなものとして DualSense を利用しています。

 

 私はここで「すべての体験報告で」や「多くの人がそう思う」などと言っています。
 なぜなら、私はほとんどの消費者と同じ状況にあるからです。私は DualSense を直接手にしたことがなく、PS5 の予約注文という宝くじで幸運に恵まれませんでした。よって、レビュー担当者の説明(便利です)と、コントローラにマイクを押し付けて世界で最も快適でない ASMR を作成する奇妙な試み(あまり役に立たない)の視聴は、私が続けなければならないことのすべてです。
 これは、ソニーにとって非常に重要な課題を浮き彫りにします。PS5 の最も興味深く、有望で革新的な機能のように見えるのは、人々が文字通り手に入れなければ伝えるのが本当に難しい機能です。

 

 通常、これには機会が与えられます。
 (本来であれば)ソニーは、PS5 をショッピングエリアやライブイベントなど、人々が実感できるよう可能な限り多くの場所に持ち込み、その機会を利用し、コントローラとその触感の体験について話題を盛り上げることができます。
 この種の実地体験は、1990年代半ば以降、PlayStation のプロモーション戦略の反復の一部であり、PlayStation ブランド自体にかなり深く組み込まれていることは間違いありません。

 

 DualSense はそのアプローチに完全に適合しているようです。
 システムの同梱ゲームである『Astro’s Playroom』のような DualSense のショーケースタイトルが、体験用機器さえ設置すればプレイ可能です。新しい機能の周りに「これを試してみる必要がある」という消費者の口コミを構築することは容易に想像できます。

 

 もちろん、PS5 が発売されたほとんどの国ではライブイベントがなく、ショッピングエリアには人出は少なく、今年は固すぎる壁にぶつかっています。
 新しいシステムの大規模な体験会が常にソニーの PS5 のプロモーション計画の大きな部分であったかどうかは定かではありませんが、触感と(これまであまり話されていなかった)高度な音響システムに焦点が当てられていることは間違いありません。どちらの優れた点もビデオで効果的に伝えることはできませんが、発売までのある段階で対面での消費者への働きかけがマーケティング計画の大きな部分を形成したことは合理的な推測です。

 

 今年の世界的出来事は、そのような計画を完全に破壊する豪速球を投げました。
 試遊機を主要小売店に投入するためのさらに縮小された取り組みは、まだほとんどの場所で不可能です。また、少なくともしばらくは、人々が単に新しい PS5 を友人に披露する可能性が起こらない市場がたくさんあります。それ以上ではないにしても、今後数ヶ月は。

 

 

 もちろん、今年の課題も PS5 のかなり深刻な供給不足の一因となっているようです。
 そのため、傍観している(せざるを得ない)消費者が実際にシステムを購入できるようになるまでに、私たちはすでにより良い状況に変化している可能性があることを覚えておく価値があります。パンデミックに関しては。
 蚊帳の外にある消費者に重要な機能を効果的に示すことができないことは理想的ではありませんが、かといって死の宣告ではありません。これらのデバイスは寿命が長く、理論的には、ソニーはこれをいくつかの場所で正しく披露する機会を得ます。時が経てば。

 

 しかし、より大きな問題は、ソニーがパブリッシャ・開発パートナに、DualSense の適切なサポートに重きを置くよう説得する方法の問題です。これは常に少し困難な苦労を伴います。ほとんどの初期のサードパーティタイトルからは、機能のサポートが明らかに不十分であることが確認されているようです。
 そして Switch の触感機能は世代の途中で失速し、脇に追いやられました。これは、ローンチ初期の対応が十分に強力でない場合に、「有望なテクノロジィが完全に無視されてしまう可能性がある」というかなり冷静な教訓です。

 

 初期のレビューと報道における DualSense の話題は、『Astro’s Playroom』に対する予想外に強い肯定的な反応とともに、このテクノロジィをその運命から救うのに十分かもしれません。
 ソニーが触覚機能をマーケティング戦略の最前線と中心に押し上げることができたとしたら、それはサードパーティからの機能のサポートを確保するのに非常に役立ちます。
 そのための尽力がなければ、DualSense のより高度な可能性がいくらか見過ごされ、新しいコントローラが主要な新機能として受け入れられるのではなく、技術的な好奇心として最終的に脇に押しやられる可能性があります。

 

 もしそうなってしまっては、大きな恥です。
 新しいシステムのすべての約束のために、DualSense は間違いなくソニーが行っている唯一の本当に新しいことです。
 ちなみに、「本当に新しいこと」の点で Microsoft のシステムにおける最も近い同等のものは注目に値する「即時的ゲーム切り替え機能」です。PS5 は間違いなくそれがなくても素晴らしいコンソールですが、不幸なタイミングと予測できない障害のために、ハードウェアの革新の稀な明るいスポットが途中で重んじられなくなるのは見るに堪えません。

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ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

管理人からひとこと

ちょっと古い記事ですが、現時点でも変わりありません。
ローンチ月の締めとしてはちょうどいいかと。
競合他社の二の舞はごめんですね。 まあ、それは考えにくですが。


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