［Electronic Arts］第一四半期の収益発表

08/05/2020

Gamesindustry の記事を翻訳いたしました（個人名・企業名は原文のままです）。
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ロックダウン中の「チャートから外れた」FIFA Ultimate Team の収益
EA の主要なフランチャイズはロックダウン中に急成長
CEO によると、勤務状況は以前と完全に同じにはならない

Matthew Handrahan(Editor-in-Chief) Friday 31st July 2020

　EAによると、

FIFA
Apex Legends
The Sims

はすべて新型コロナウイルス（COVID-19）のパンデミックによる都市封鎖（ロックダウン）中に（売り上げの）記録を更新したと発表しました。また、『FIFA Ultimate Team』のみに限って言及すると、収益は昨年の同じ四半期と比べて70％増加したとのことです。

　今年度の第1四半期の収益発表に続く報告で、EA 幹部である Andrew Wilson 氏と Blake Jorgensen 氏は、今年のロックダウンの最中における同社のパフォーマンスの詳細を投資家に提供しました。

　世界規模のロックダウンは、4月1日の第1四半期の開始までに（政治的に）強い強制力を持って実施されました。その間、パブリッシャは「数千万の新規プレイヤ」が主要なフランチャイズを通じてエコシステムに参入するのを見ました。

「（ユーザとの）サービス利用成約は幅広いものでした。
　FIFA、Madden、Apex Legends、Sims、そしていくつものモバイルタイトルにおいて、並外れたレベルでのライブサービス（EA Access）のネット成約がありました」
　と CFO の Blake Jorgensen 氏は述べました。

「これらすべてが当社の結果に反映され、純収益、純予約、ライブサービス、およびキャッシュフローで過去最高の第1四半期を記録しました」

　Respawn による『Apex Legends』は、2019年の発売最初の四半期以降、毎四半期にごとに多くの収益を上げてきました。
　『TheSims 4』は、毎日、毎週、毎月のアクティブプレイヤの合計数も記録を更新し、ローンチ以来、3000万人のプレイヤに達しました。

　最も印象的なパフォーマーは『FIFA』でしたが、四半期中に700万人のプレイヤを追加しました。これは、昨年の第1四半期のプレイヤ獲得率の2倍です。
　『Madden NFL 20』のプレイヤ獲得も同様に高く、前年比で140％増加しました。

　すでに EA の稼ぎ頭である『FIFA Ultimate Team』は、前年同四半期よりも70％多い収益を上げました。Jorgensen 氏によると、2020年3月31日までの四半期の『FIFA Ultimate Team』の成長率は約15％でした。

「この四半期、『Ultimate Team』は私たちにとって強力なものでした」
　と彼は述べました。
「しかし、これはつまり、これはチャートから外れていることですよね？」

　全体として、EA のライブサービスの純成約は、主にロックダウンされた人々からのユーザエンゲージメントにより、前年比$ 4億1,600万増の$ 11億強に達しました。

「しかし、第1四半期に見られた信じられないほど高い収益化は（今後の社会状況の変化で、）急降下するものではないことを覚えておいてください。私たち全員が通常の生活に戻るにつれて、それはゆっくりと減少します」
　とJorgensenは付け加えました。さらに、
「新規プレイヤの方々多くが、長期的に私たちのビジネスに利益をもたらしてくださるでしょう」
　とも。

　また、EA の従業員に対するロックダウンの影響について尋ねられたとき、CEO の Andrew Wilson 氏は、在宅勤務が会社に「多くの大きな利益」をもたらしたことを認めました。

「私たちは通勤時間を大幅に削減しました。
　（在宅勤務では、）私たちはそれほど移動に時間を費やしません。そのため、家族と過ごす時間を増やす機会があり、場合によっては、自宅からの仕事の生産性が大幅に向上すると思います。その（労働）環境は効率レベルに関連しているのでしょう」

「同時に、私たちは皆、自宅での仕事には非常に難しい要素があることを認めると思います。
　家庭教育は困難でしょう。すべての時間を1つの場所で費やしていると、精神的および感情的な幸福を得難くなるかもしれません」

　Wilson 氏は、EA は「以前の状態に完全に戻ることはない」と述べる一方、スタッフ全員がリモートで作業する可能性も否定しています。

「私は、少なくとも一部の時間、建物（社屋）に創造的な人々を集めることから来る（何らかの）精神的なエネルギィがあると信じています」
　と彼は言いました。
「私たちは…おそらく、これは私たちが従業員に伝えてきたことでもありますが、私たちのほとんどが今年の残りの期間を在宅勤務とし、その時点で（働き方を）再評価することになるでしょう」

ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる

補足カタカナ表記