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[Xbox Series X]Xbox トップ、Phil Spencer 氏へのインタビュー(1/3)

 

GameSpot の記事を翻訳いたしました(個人名・企業名は原文のままです)。
 固有名詞のカタカナ表記は補足でご確認ください。
 文中の英語(緑色のリンク)をクリックしても確認できます(↑で記事に戻る)。
 訳文の一番下にあるボタンからソースのページに移動できます。


 

Xbox Series X限定詳細:Microsoft の次世代コンソールに挨拶
次世代のコンソールに関する情報はほとんどここにあり、
Xbox の未来を初めて見ました。


Peter Brown December 13, 2019 at 2:01PM PST


 

訳者注
 次世代 Xbox に関するインタビューのまとめ(1/3)です。
 長文ゆえ、ソースでは一つの記事ですが、3つに分割いたしました。

 

 Xbox のトップである Phil Spencer 氏へ、「Project Scarlett」の設計確認するための取材をの準備していたときのことです。私の頭の中に、Xbox One Xに比べて4倍の CPU パワーを持つ次世代コンソールの姿が浮かび上がりました。8K、120Hz のような仕様で。
 これらの機能を備えたシステムを Xbox One X のサイズのコンソールに適合させることができます?
 それとも Microsoft はこれまでの慣例を破り、予想外に大きなことをする必要がありますか?
 そして、価格と名前は何ですか?
  Spencer 氏は、Xbox チームのプログラムマネジメントのパートナーディレクタである Jason Ronald 氏に加わり、一緒にコンソールにかけられてた幕を持ち上げました。
 計画したのは「The Game Awords」での大規模な公開の数日前でした。

 

Xbox Series X – World Premiere – 4K Trailer(2019/12/12)

 

 

 今、私(そしてあなた)は知っています。以前「Project Scarlett」として知られていた次世代の Xbox は、正式には「Xbox Series X」と呼ばれ、不確かな用語ではなく、「モノリス(石柱)」です。
「形態が機能によって駆動されるコンソールを設計したかったのです」
 と Spencer 氏は言いました。
「そして、私が言ったように、機能は最高のパワーです。それにより、可能な限り最も没入感のあるゲームを本当にプレイすることです」
 Xbox Series X は、Microsoft がこれまでの採用してきたものとは非常に異なる外観のコンソールであり、私の好みとしては、注目を集める美しい外観のマシンです。見た目はすべてではありませんが、この大胆で洗練された見た目では、凝視しないわけにはいきません。

 

Xbox Series X のコンソールデザイン

 Series X の正方形の設置面積は、Xbox One コントローラとほぼ同じ幅で、(同様に、ほぼ)3倍の高さです。
 電源ボタンとして機能する光に照らされる Xbox のロゴ、ディスクを挿入するためのスロットがあり、前面にはほとんど説明がありません。全体的にシンプルでエレガントであり、旧式のより精巧な Xbox デザインとはかけ離れています。
 Xbox One S や Xbox One X のような最新の Microsoft コンソールは、同様に洗練された外観に傾いていますが、Series X の卓越した美学をもつコンソールスペースは他に類を見ません。また、水平または垂直に設置できます。

 

 Spencer 氏は、Series X のデザインはエンジニアリングの観点から理にかなっていると指摘します。コンソールをゲームプレイの中心から「消す」ために、Microsoft はできるだけ静かになるように設計しました。単一の大きなファンで大量の空気を上部から押し出します。
 Spencer 氏と Ronald 氏は自信を持って、(二人の)自宅にあるの Series X システムは Xbox One X よりも大きくないと教えてくれました。つまり、テレビから離れ、ソファに座っているときは目立たないことを教えてくれました。
「(コンソールの)デザイン・機能・冷却、および何種類かの音響効果。これらの間には常に緊張関係が成り立ちます」
 と Spencer 氏は説明しました。
「機能について妥協するつもりはありませんでした。よって、それらが反映されたデザインに非常に感銘を受けました」

 

Xbox Series X の名前

 Xbox One X と新しい Xbox Series X の名前の類似性につまずく人が大勢いるとおもわれます。それはおそらく、時間の経過とともに(新しい名称が)浸透するでしょうが、それは Microsoft にちょっとだけ厄介かもしれません。
「Scarlett」という名称は、長らく周知されていました。少なくともユーザの頭の中には、まだしばらくは止まり続けるかもしれません。

 

 確かに、Series X という名前は、将来的に他のシリーズの次世代 Xbox が存在する可能性があることも示しています。可能性に関する多くの噂と未確認のレポートがあります。
  Spencer 氏はそれについて一切言及していません。ただ、命名規則は何らかの方法で、他の潜在的な反復を念頭において設計されていると思われます。
「もちろん、『Series X』という名称ならば、必要なときに別の記述子(つまり X 以外の文字)を作成できます。(一般論としては、)その名前で他のことを自由に行うことができます」

 

新しい Xbox Series X のコントローラ

 ただし、すべてが劇的に変身したわけではありません。
 Series X コンソールと共に出荷される新しい Xbox のコントローラは、古いものによく似ています。最大の違いは、中央に共有ボタンが追加されたことです。これは、ゲームの瞬間を友人とすばやく共有できる機能を実行します。
 また、コントローラの表面から上部へ、そして背面への移行は以前よりも丸みを帯びており、人間工学的なものよりも審美的な特徴である可能性が高いと言われました。これに関しては、(新たなな情報がもたらさせるまで)待つ必要があるでしょう。

 

 詳細を説明すると、 Spencer 氏はコントローラの新機能について次のように語っています。
「エリートコントローラを使用して、ファンの声に耳を傾け学んだことがあります。そのうちの1つは、現行のパッドにもある d-pad です。 私たちが取り組んでいる新しいハイブリッド d-pad は重要だと考えます。新しい Xbox ワイヤレスコントローラでその感覚をつかむことができます。
 また、ユーザの皆様からのフィードバックにより生まれたものがあります。共有ボタンです。
 もっとも、共有ボタンを最初に作成したわけではないので、それを発明したとは言いません。ただ、これまでに寄せられたフィードバックの多くに、『共有はゲーム体験の一部である』というものがありました。よって、共有するための専用のハードウェアボタンがあれば、それが敵います。
 また、『ランブルトリガー』と『ハプティックフィードバック』も実装されます」

 

 また、Microsoft の調査によれば、現在の Xbox One コントローラが大半の(ユーザの)手に適合しているとのことです。一方で新しいデザインは、目立った特徴ではありませんが、非常にわずかに小さくなり、その適合率を(現行モデルの)95%から98%に増やすことも Spencer 氏は指摘しました。
 また、相互互換性の観点では、Xbox Oneコントローラは Series X で動作するだけでなく、その新しいコントローラは Xbox One および PC でも機能します。

 

 人間工学と入力は別として、ユーザの目に見えない部分で、Microsoft は、Bluetooth ではなく独自の無線に依存する Xbox コントローラの入力遅延の改善にも取り組んでいます。と言っても、現時点でも遅延は非常に低いです。
 なお、一部の Xbox One コントローラは Bluetooth をサポートし、 Xbox 以外にも接続可能です。
 Ronald 氏は、開発会社が持っているツールの1つである「動的反応入力(ダイナミック・レイテンシィ・インプット)」により、入力をゲームのレンダリングパスと直接同期できると説明しました。 Spencer 氏の意見でも、「ボタンを押すことと画面上のアクション」この二つの間の切断(遅延)を減らすことは、没入感をさらに高めるための一歩だとしています。
「つまり、リフレッシュレートなどについて話すときは、入力反応速度について話します。これは、ゲームデザイナが作成できる最も没入感のある体験であり、視覚的に素晴らしく、(遅延がなければ)一体感が得られ、I/O 速度とそれに伴うロード時間を意識することが無くなります。
 また、次世代機には非常に高品質なグラフィックのゲームであっても、プレイヤの入力によりキャラクタを動かし、操作するのための能力が備わっています。よって、ゲーム自体が(プレイヤの)潜在意識のものになります。これは考えられ得る最高の体験です」

G


ついでに、「管理人からひとこと」を読んでみる


 

補足 カタカナ表記

原文 カタカナ表記
Phil Spencer フィル・スペンサー

Project Scarlett プロジェクト・スカーレット

Jason Ronald ジェイソン・ロナルド

Xbox Series X エックスボックス シリーズエックス

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