[解説]用語解説 セルイン・セルアウト
以前、このブログで何度かソフトの売り上げについて記事を書きました。
その際に、セルイン(sell in)、セルアウト(sell out)という言葉を使いました。文中で用語の意味を書きましたが、もう少し詳しく説明いたしましょう。これからも、何度か記事に登場すると思われますので。
セルイン(sell in)
「メーカから小売店に商品を販売すること」を意味します。
自社で保有している製品・商品を市場・顧客へと出す「出荷」ということになります。
メーカーが具体的に販売したものなので、数も正確に把握でき、売り上げ計上もされます。このため、通常、企業が投資家向けに公開する情報としてはこのセルインを用いることが多くなります。
セルアウト(sell out)
「小売店(販売店)から消費者に商品が販売された状態」を指しています。
つまり、「実売数」のことです。
基本的に、メーカ側では、このセルアウトというのはなかなか正確には把握できません。そのため、セルアウトに関しては市場調査会社のデータが大変参考になります。
セルスルー(sell through)も同じ意味で用いられます。
英語で検索をされる場合はこちらを入力された方が良いと思われます。なぜなら、sell out とした場合、単純に「売り切れ」も意味するからです。
なお、「sellout」と 2つの単語の間にスペースを空けない場合もあります。
海外でのゲームソフトの販売動向には、NPD(NPD Group)によるデータがよく用いられます。
NPDは、ゲームの小売販売以外にも膨大な製品の小売データを測定しています。 また、アメリカを含む19の国の様々な産業にデータを提供しています。
先日、記事を書いて、初めてこれら二つの言葉を知りました(調べました)。